2020年12月8日

ルクセンブルグ 聖ニコラ祭 

 

 

  

 

 

 

今年はコロナ制限のために旅は断念し、2011年ルクセンブルグへ引っ越してきて以来はじめて ルクセンブルグで冬を過ごすことになり、クリスマスシーズンを迎えています。

 

ルクセンブルグ人は散歩が大好きな国民です。 冬でも出かけますから、12月になって

隣村まで夕方の散歩に出かけたら、イリミネーションが綺麗に飾られ、教会の周りはホットな気分をかもしだしているようでした。

 

 

個人の玄関の雪ダルマ

 

 

 

村のスーパマーケットの前

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ルクセンブルグ政府は、クリスマスまでに感染を少なくするために、PCR検査を受けるレターが国民に届き、

私も今年2回目の検査を、先週の金曜日の朝8時にルクセンブルグ市の公営駐車場にあるテント検査場に受けに行きました。 

 

その朝の7時頃の ルクセンブルグ市の中心の様子は、

既にバスや自動車が走り、人が移動を始めていました。

 

 

 

 

 

 

日ノ出が8時半頃でしたので、早朝のイリミネーションが輝き、学校へ行く人や働きに行く国民を元気づけているような気がしました。

 

憲法広場

 

 

 

 

ダルム広場

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ギャーム広場  夜中から工事が再開されているようでした。

 

 

 

 

 

 

 

店の通りも明るく、

 

 

 

 

薬局

 

 

 

 

パン屋さんも早朝から開き、国民の生活を助けていました。

 

 

 

 

   そのパン屋さんで買ってきた モミの木のパンケーキ

 

    

 

 

 

 

ノートルダム大聖堂も既に開いていましたので

 

 

 

 

そっとマリア様に祈りました。

 

 

 

 

       

 

 

 

 

 

 

毎年12月6日は、ルクセンブルグでは 聖ニコラを祝う祭日です。

今年は、たまたま 12月6日が日曜日と重なったので、子供達はお休みが一日少なくなりましたが、聖ニコラ祝日の朝には 子供達がサンタクロースからの贈り物が届く習慣になっています。

 

12月6日聖ニコラ祭とは

 

 

サンタクロースの起原は、271~343年ごろ、現在のトルコ、かつて東ローマ帝国の町ミュラの司教だった聖ニコラウスが、貧困に苦しみ、娘を売春させる瀬戸際にあった商人の家の煙突から金貨を投げ入れ、暖炉に干してあった靴下に金貨が偶然入り 娘を救った伝説からでした。「ニコラオス」の名はラテン語で イタリア、スペイン、フランスではサン・ニコラです。そして、オランダでは14世紀頃に聖ニコラウスの命日である12月6日を「シンタクラース祭」、として祝う慣習になりました。 その後17世紀にアメリカに移民したオランダ人が「シンタクラース祭」を伝え、聖ニコラウスの誕生日である12月6日にサンタクロースが煙突から入ってきて、靴下に贈り物を届ける習慣がアメリカでも始まりました。ルクセンブルグは、ベネルックス三国のひとつですから、クリスマスの慣習もオランダと似ているのでしょう。

 

 

12月25日のクリスマスは、「キリストの降誕祭」のことを言います。

キリストが 今から約2000年前、ユダヤのベツレヘムの馬小屋で、聖母マリアのもとに生を受けた生誕をお祝いする日です。

 

ルクセンブルグでは、11月から 4本のローソクの輪 が店頭に並び売られます。

そして、各家庭では、ローソクの輪を準備して、クリスマスを迎える一カ月前の日曜日に、先ず1本目のローソクに火がともされ、以後日曜日毎に、各1本筒火が追加されて、クリスマスを迎えることになります。

 

1本目がともされたのは11月29日です。

 

 

    

         

 

 

      ニシンの一種である herring へリング、 オランダではハーリングと言い、

      玉ねぎと一緒に酢漬けになっていたのを買ってきて、サラダに添えました。

 

     

 

 我家の食卓、赤4本と白4本のキャンドルの輪をそれぞれ1本づつともして 華やかに飾りました。

 

          

 

 

 

2本目は、12月6日の 聖ニコラ祭の祝日でした。

 

 

 

 

お手製クッキー 贈り物 

 

その前日から、娘はいろいろな種類のクッキーを2日がかりで、大量に焼いて、親族に届けました。

 

 

 

 

 

 

サンタに関係する モミの木、サンタ、流れ星、鈴、鳥、かたつむりなどの白いクッキーはバニラ味です。 

 

 

 

下段の左側 茶色のクッキーは、コーヒー豆の形で作って、コーヒー味がします。

 

 

 

 

カカオとバニラ味のツートンカラー 白バニラ2本と茶色カカオ生地2本を合わせて作ります。

 

2本

 

 

 

 

 

 

シュガーを振ったアイスボール

 

 

 

 

 

私もハーブを利用して、 右側が ローズヒップ蜂蜜を入れたクッキー

左側は、ローズゼラニウムの葉を入れたクッキー

 

 

 

 

ローズゼラニウム のソフトな ローズの香りがして、おいしいです。

 

ローズゼラニウムは、名前の通り バラの香りがします。 夏にはピンクの小花を咲かせ、

寒さに弱いので冬には屋内で育てていますので、葉っぱを触るとローズの甘い香りを漂わせます。

その葉を紅茶に浮かべたり、 クッキーやケーキの生地のトッピングにして召し上がることもできます。

 

この葉から抽出するローズゼラニウム精油は 、ローズ精油が高くて買えない場合に、

ローズの代用品として私は気軽に使います。

女性の生理不順、子宮系の様々な不調や 生理時期の精神の安定だけではなく、

女性のさまざまなストレス緩和も助けます

 

*ひとつの精油の中には様々な化学成分が含有されていますので、この中の殺菌成分が虫よけもしますので

葉っぱを乾燥させて、ポプリにも活用できます。

 

 

 

  

 

12月13日には3本目のローソクを、4本目は12月20日に火がともされてクリスマスを迎えることになります。

 

コロナの制限の時期ですが、楽しみはいろいろとあるものですね。

 

 

PCR検査の結果は検査を受けた当日の夜に携帯メールで結果を受け、1回目に続きどちらも陰性でした。

皆様も、コロナに負けないで、師走を有意義にお過ごしください。

 

      

               写真だけで、申し訳ございませんが、

 

皆様も ローズヒップ入り、 ローズゼラニウム入りのクッキー

       アイスボールクッキーを御試食くださいませ !

               お身体ご自愛ください。 松村温江