2017年3月10日
オーストラリア ヌーサ国立公園 ユーカリ、マヌカ蜂蜜
ヌーサ国立公園Noosa natural park は、ダグマの裏庭からも続いている広大な土地です。車で15分
北上した地域を特にヌーサ国立公園ヘッドと呼ばれています。
そこは、オーストラリアの北東部の珊瑚海に面し、ニュージランドのタスマン海から続く太平洋の南部海域に属します。
上図の掲示版の地図、珊瑚海に面した歩道に沿って 私達は歩き始めました。
カヤックを楽しんでいる人
歩道の看板には、ドルフインやクジラの説明もあったので、時には陸上から見ることができるようです。
この急な崖から降りて、私達は安全な岩を探して海水浴をしました。
岩には、緑や灰色の珊瑚が沢山へばりついていたので、私は肉眼で生まれて初めて生きて居る珊瑚をまじまじと見ることができました。
帰りは、近道をするために沿岸部から内陸部に入ると、
ティトリーの木や
ユーカリプタスの木が育ち、
驚いてことには、ユーカリプタスの木にコアラが登っていたのを見つけました。
オーストラリア ブッシュターキーが歩道を横切っていました。
トカゲの一種(レースモニターかな?)にも出会いました。このように、オーストラリアでは、自然の中を歩けば、身近に動物、植物を観察できる 豊かな国でした。
前回お伝えした オーストラリアの代表植物は、コアラが食べる ユーカリ(ガムツリー)です。(前ブログ参照)
そのユーカリプタスは、全土に2800種類もあるそうです。それらのユーカリの木から集めた蜂蜜を地元の薬局で見つけました。
Red gum honey River red gum (学名Eucalyptus camaldulensis)
Ironbark honey Red Ironbark (学名Eucalyptus sideroxylon)
一般にユーカリプタスの蜂蜜は、琥珀色がして、キリリとした爽やかな味があり、ミネラル含有量も多いです。(鉄分はレンゲハチミツの9倍、カリウムは34倍、マグネシウムは30倍)ユーカリエッセンシャルと同様に、抗ウイルス作用 咳止め作用 腸内を調える作用があります。
また、オーストラリア産マヌカハニーも見つけましたが、少量しか生産されておりません。
マヌカハニーはやはり、マヌカの原生林が育つニュージランドが一番の生産国です。
写真右側がNZ産
容器に書いてある、UMFとMGO とは、何でしょうか?
マヌカとはマオリ語で「復活の木」「癒しの木」の意味です。 NZの先住民マオリ族は、樹液や葉を薬として使い、17世紀に英国のクック船長がニュージランドに到着後、長い航海のせいで船員達が壊血病に罹り、このマヌカをお茶として用いて治した事が有名です、
その後もNZの民間薬として長く愛用されています。
マヌカの花 (マヌカも種類に寄って 花の色が赤、白あります)
Manuka (学名Leptospermum scoparium) 葉の先端が尖っていて触れると痛い、横に広がって成長する。ジュニパーベリのような香りがする。
その花の蜜からとれるマヌカハニーは、特に殺菌力が強いハチミツで、アクティブマヌカハニーと呼ばれ、大腸菌、腸球菌、ピロリ菌の抑制や殺菌、消化性潰瘍やその他の感染症の治療に用いられています。
その殺菌力の指標を表すのが、UMFとMGO
UMFというのは、Unique Manuka Factorの略で、ニュージーランドのワイカト大学のピーター・モラン博士が発見したマヌカハニーにだけに含まれる特殊な抗菌作用の数値です。
消毒液として使われているフェノール溶液の濃度と比較して、数値化したもので、フェノール溶液15%と同じ効果のものがUMF15+
MGOというのは、UMFの抗菌殺菌効果が食物メチルグリオキサールだと解明したドイツの大学が、1kg当たりに含まれるメチルグリオキサールの量(mg)を数値で表したものです。
UMF10=MGO200
UMF15=MGO500
UMF20=MGO800
2月に私はルクセンブルグに戻ってきましたが、2月末に友人の闘病死を痛み、
3月には日本から知人と兄の悲報を聞きました。人の命の儚さを改めて感じ、泣きながら
お経様をあげ、その方達の御冥福をお祈り致しました。
合掌 松村温江
悲しい時こそ、私は自分に励ます気持ちで太極拳をし、体を動かして 心を調えます。
「 日が暮れても、日が昇る 」