013年4月9日

ルクセンブルグのイースタ 

今年のイースター《復活祭》は331日でした。

私は、3月下旬に日本を離れてスイスのチュリッヒ経由で、ルクセンブルグに帰ってきました。


 
  

 

途中のチュリッヒ空港は、イースタ(復活祭)の前の陳列が華やかでした。さすがスイスですね。兎とイースターエッグのチョコレートが一杯販売されていました。

 
 

 

ルクセンブルグに着くと雪が降って、未だオーバが必要な寒さでした。家の庭から見た雪景色です。

 
 

着いた翌日には、時差ぼけにも拘らずドイツのザールブルグに出かけました。ルクセンブルグに初めて堅固なボック城(今は一部分のボックの城砦しか残っておりませんが)を築いたアルデンヌのジークフリートが、964年にドイツのザールブルグにも御城を作ったのが今も現存していますので、娘家族の御供で見に行く機会がありましたから。ザール城は、ザール川の上の高台に強固にそびえていました。

 
 

ザールブルグの教会にも立ち寄りました。

 
 
 

入口には、やはりキリストの復活を表す人形が飾ってあり復活祭の準備が調っていました。

 

 

伝統的に、生命や復活を象徴するものとして卵が使われてきたので、それを「イースターエッグ」と言われています。うさぎは子沢山なので卵は、「イースターうさぎ」が運んできたとされています。

復活祭の前には、学校でもイースターグッズを作ります。孫のマリカが作ってきた卵を抱かえたヒヨコです。(写真左上) ゆで卵に色付けしたイースターエッグが一般的です。(写真左下、右上の卵)

 

 

最近は、写真の真ん中にある特殊加工したフイルムが売られていて、右のゆで卵にそのフイルムを巻いてから少しお湯につけると、左のように卵にピッタリと張り付きます。

 
 
 

 

光る色紙も売られていて、子供達でもくるむだけで安全にイースタエッグができます。

 
  

 

イースタ期間中には、仲良しの親子達が集まって、出来上がったイースタエッグや、チョコレートの卵や兎を、大人が隠します。

 

 
 

それを子供達が、探して喜びあうのが、イースタの家庭行事になっていて、やはり子供も生命と復活の象徴なのでしょうね。

 

 

 

イースタの春休みも終わって、いよいよ今週から子供達が再び学校が始まりました。

日本は入学式や入社式のシーズンですね。出発の門出を御祝い致します。

 

                               松村温江