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名無しの旅人のブログ

旅しながら感じたこと、考えたこと、見たことなどなど、文字に変換します。

高知県にいます。

修行の道場と言われるだけあって、徳島よりしんどい。

なにがしんどいって、なーんもないんすよ。

しかも寺と寺の距離がクソなげー。

左手に海、右手に山、目の前は道路。

店なし、民家なし、人間なしの異様な空間がひたすら続く。

平坦な道なのにやたら疲れる。

食料と水を持ってなかったら、危険なゾーンだ。

お金なんて役に立たない。店がないから。

だから、どんな大富豪も店がなけりゃただの福沢諭吉コレクターへと成り下がる。


やっとこさ昨日、高知県最初の寺についた。

寺についてもおれはほとんどなにもしない。

お賽銭もしないし、お経も読まない。

でも寺のあの匂いが好き。多分、お線香の匂い。

適当な場所に座ってボケーっとする。

これが気持ちいい。


お寺は静か。


たまにツアーのおばちゃん軍団が来て騒がしい。


だけど、昨日珍しく一人で歩きでまわってるおばちゃんがいた。

ツアーのやつらとは明らかに目が違う。

会話は交わしてないないけど、たぶん子供か誰かのためにまわってるんじゃないかなーって思った。

ただの勘だけどね。


そーゆーとこ女ってすごいよね。

自分の男や子のためとなると、自分のことより本気になる。

男にはないパワーだよね。


そうゆう女性ていうのは見た目が綺麗な女よりはるかに魅力的だ。

尊敬したくなる。

だけど、そんなとばして歩いてたら足傷めないかなーって心配になってしまった。

あのおばちゃんはなぜか応援したくなった。


その日の夜は、海の駅てとこで野宿した。

まだ時間も早かったから、ボケーっとしてたら、真っ黒に日焼けした男がニコニコしながらこんにちわーって来た。


あまりにもフレンドリーな笑顔すぎて、思わず、日焼けやべーなどうした!?

とか言ってしまった。

初対面の第一声からそんなナチュラルな言葉が出たことに自分でも驚いたけど、それはおそらく彼が持っている才能ではないかと思う。

たまに初対面なのに自然に入ってくる人間ているじゃん。そんな感じ。

だけど、喋ってみるとカタコト。


オランダ人だった。

グレンてゆー44歳の陽気なおじさん。


赤いTシャツを頭に被って、ダルマみたいだろーとか言うやつ。

こーゆーバカは本当に大好きだ。


久しぶりに英語を喋ったけど、思ってたより喋れた。

彼も英語の話せる人間と出会えて嬉しかったみたい。


オランダ人はみんな大麻を吸うのかと思ってたけど、彼はビールのほうが好きらしい。

ベラベラ喋って、寝る。

お遍路のやつはみんなこうなのか?

今回先に寝たのはおれだけど。


最近、朝5時とか前に起きる。


早朝の空気ってのはマジで気持ちいい。


朝からまたベラベラ喋って、彼は三回目で逆回りだから、別れた。


短い時間だけど、こーゆー出会いってのは本当にいい。

なにがいいのかわからないけど、強く印象に残る。


色んな人がいるなーって。

そして、おれもその色んな人の中の一人。


自分のスタイルを濃くすることが、人との付き合いを濃くするんじゃないかって、思う。


今日は晴天なり。