ファントム・オブ・パラダイス | mitsu2019

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昔はバスケ現在は自問自答で日々を暮す。NBA、クルマ、映画などがテーマです。

カルト映画の傑作だぁー、最高のロックミュージカルだぁー、時代がぁー、なんて騒がれる70年代の傑作ファンタジー・ミュージカル・コメディ・ホラー・サスペンス映画 「ファントム・オブ・パラダイス」を再見。

 

 

 

 

自分の曲を盗作された上に無実の罪まで着せられた青年作曲家ウィンスロー。刑務所を脱走した彼は、レコードのプレス工場に忍び込んだ時、機械で顔半分を押しつぶされてしまう。仮面で顔を隠した彼は、恋する女性のために自分を貶めた謎の音楽プロデューサースワンに復讐を誓い劇場に居座るが・・

 

 

学生の時に初鑑賞した時は、パンクだ!と、パンクの本質もわからず思った。パンクってなんだ。体制がデスレコードの創始者であり、成功者であり、権力者のスワンだとすると、権力に必死に抵抗する名も無き音楽家ウインスローことファントムはパンク精神だね。

 

 

やっぱり、実力のない成功者は悪魔と契約してんだ、と当時解釈したものだが、それは今見てもそんな風に思わされる凄い映画である。ホラー要素あり、サスペンス絡んで、コメディ盛り込んでの、ラストは悲劇と哀愁。スタイリッシュな映像は今も色褪せなかった。ブライアン・デ・パルマ節は既に確立してました。