私が知った江戸時代のヒミツ
もうひとつは、ゆったり、のんびりした生活でした。
たとえば、湯治にいくとなると1週間単位で仕事を休むことができました。
なぜなら、江戸時代の社会観は自分の健康、そして家族の健康が一番で、
その結果が仕事場や国の安泰につながると考えていたからです。
(修身斉家治国平天下)
だから、家族が病気ということであれば、仕事を休むことは
当たり前だったのです。
今なら、会社で「家族が病気だから休みます」といったら、上司から
「バカかおまえは」といわれてしまうかもしれませんね。
本来、日本人はのんびりしたおだやかな民族です。
そして、祖先を敬い、親を敬い、ご近所さんを大切にする。
これが当たり前(常識)の社会でした、
そして、共同社会に住んでいるからこそ、他人に迷惑をかけないよう
自分にできることは自分でなんとかしようと気概を持っていました。
私はそんな社会はステキだと思います。
なぜなら、
誰かに頼らず自分でなんとかしようと思わない限り
人の親切のありがたみや、自分は生かされている、
多くの人たちのおかげで生かされていることに気づかないからです。
だからでしょうか。
私が知った江戸時代の人たちは、いまよりずっと不便だったにもかかわらず、
楽しそうです。
私はその日本人の心を思い出させてくれる江戸時代が好きになりました。
ミトコンドリア活性化のために、一番大事なことは「自立」です。
それを思い出させてくれた江戸時代に敬意を表して、最後にこういいたいです。
ありがとうございます。
そして、長い間、ご購読ありがとうございます。
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