「全国の不登校児童生徒数約30万人
子ども達が置かれている現状について考える」 7月28日 新所沢公民館
1,不登校児童の保護者Sさんのお話〈オアシス参加者)
一口に「不登校」と言っても、理由や実態は様々。
不登校は否定的に捉えられがちだが、子どもを追い詰めずに、
認められ、自己肯定感を高め安心・安全な多様な学びの場が必要。(教育機会確保法)
現状は公立校以外は自己負担(通信・塾・市外のフリースクール)
不登校離職が増え、家庭の経済状況は深刻、
特に低学年の子どもが歩いて通える居場所(託児)が必要。
親の環境・経済格差が将来の非就学・非就職を招く。
2,所沢市の不登校児童生徒への対応を教育委員会へ質問(メール) デモクラcafe岡本氏
所沢市の教育委員会の回答(口頭)
①子どもの登校に悩む保護者同士をつなぐ「トコロンCafeつむぎ」開催
②市内全小・中学校へカウンセラー配置(常備でなく週1回度の巡回)
③教育センター「クエスト」で個別活動や小集団への活動(中学生)
(小学生は相談のみ)
3,アスポート学習支援の現場から
「今を生きる子どもたちに共感と希望を」
彩の国子ども・若者支援ネットワーク土屋氏
①生活困窮者自立支援法に基づく学習・生活支援事業
県(23町村)と24市からの「委託事業」
学習支援の場に来ない子どもに家庭訪問
(家庭環境・勉強や生活の悩み把握)
公立校の家庭訪問廃止で子どもの現状が見えない
子どもの興味・関心からアプローチ
子どもや保護者との信頼関係を作り、学習教室につなげる。
(例:ダンスの動画で一緒に踊り、リズムにのって九九を覚える)
子どもの良さを引き出す居場所で
子ども一人ひとりに合わせた学習支援:マンツーマン指導
②虐待防止・見守り事業(4市1町 75世帯)
所沢は歴代の市長がこの委託事業に消極的で委託していない。
●長野県では フリースクール23施設を認証、最大200万円補助
①スタッフ1人以上の教員有資格者、開設日数が多い「学び支援型」17カ所
②資格保有の有無を問わない「居場所支援型」6カ所
(信濃毎日新聞 7月26日 県HP参照)
所沢市内にも、無料のフリースクールの開設が望まれる。
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7月の「オアシス」参加者は1名でした。
保護者同士の情報交換、支え合い学び合う場です。
8月は17日(土)13時半~16時半
新所沢東まちづくりセンター(美原町) 2階 研修室です。
ご参加ください。