東京スカイツリーの心
この前の日記に、書いたことだが、「情報発信」する
際の自分の「特定の分野」ということになれば、
やはり、心、そして、その中の精神、広くいえば、
意識の世界、意思全体の話ということになるだろう。
さて、今日の日記は、スカイツリーについて。
先日、友人からスカイツリーといわれて
「映画のアバターに出てきたよね。」と言って
しまったことはさておいて(笑)
軽く目を通した日経TRENDYに
東京スカイツリーの照明を担当されている照明
デザイナーの戸恒浩人(とつねひろひと)
さんのインタビューがのっていた.
もちろん、光源のLEDのことや、そのLEDの
省エネ性のことも大切なことなのだが、
「意識」ということで、この戸恒さんが、東京
スカイツリーで、
“何を表現しようとしているか”を
読んで頂いている皆さんにシェアしたい。
インタビュアー
-2012年春に東京都墨田区に開業予定の東京スカイ
ツリーの照明デザインを担当された。そのコンセプトを
改めてきかせてほしい。
戸恒
永遠に続く江戸の心を光で表現することを目指し、
「粋」と「雅」という異なるテーマを持ったライティング
を用意した。
「江戸らしさ」とは何かを、歴史を踏まえながら
探っていくと、全国から集まってきて、互いに切磋
琢磨しあう人々の姿に行き着いた。
その状況が、行き生きとした江戸っ子の気質である「粋」
と、浮世絵で描かれてきたような美意識である「雅」という
価値観を生んだ。
インタビューの一部抜粋であるが、戸恒さんの
表現しようとしたものである。
そして、
「不景気な時代だからこそ、人に元気を与えられる
ような照明にしたい。」とも、彼は語っている。
さて、みなさんは、スカイツリーを見て、戸恒さんの心を
感じることができるだろうか。
それとも自分の心の何かをスカイツリーに投影するだろうか。