ミッチーの着物で旅する日本

ミッチーの着物で旅する日本

日々の生活の中や日本を旅して出会った素晴らしい場所や文化やものを紹介していこうと思ってます。
いかに日本が素晴らしい国か、自分たち日本人とゆー民族がどれだけ世界に誇れる民族か、
特に10代から30代くらいまでの若い人たちと想いを共感できればと思います。

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花吹雪 兵衛の坊も御所坊も 目におかずして風に渦巻く

 

二日目の宿は『有馬温泉』で最も歴史があり、最も格式のある旅館『陶泉・御所坊』♪

初代兵庫県知事であり初代内閣総理大臣『伊藤博文』はじめ『谷崎潤一郎』、『吉川英治』、『与謝野晶子』ら文化人にも愛されたこの旅館は古き良き素晴らしい木造建築で、随所に先に挙げた文化人たちの作品が飾られているほか、全ての調度品がとても素敵(^-^)

 

『有馬温泉』でも数少ない源泉掛け流しの"金泉"の泉質は抜群に素晴らしく、
湯上がりには昭和6年当時のダンスホールの趣を残したライブラリーサロンで仄かに赤らむ楓の風景と『ドラクロワ』の画集を見ながらスパークリングワインや『フォション・ティーソーダ』、『萩原珈琲』のももジュースなどと共に『御所坊』名物黒豆タルトを食べて優雅に寛ぎました(^o^)v

夕食は『神戸ビーフ』、『但馬玄』をメインとした"山家料理"で、派手さはないもののひとつひとつが非常に手の込んだ上質な料理で、メインのステーキ以外にも特に奈良時代に貴族などの上流階級しか食べれなかった"蘇"はチーズのような食感ながらとてもミルキーで、
その他丹波の黒豆、超巨大なハマグリ、鴨肉、トロと鱧の刺身、タコとイカと山芋などをサルサソースで和えた料理、栗おこわ、白米、牛乳のアイスなどは激ウマでした(*^^*)

合わせた『小鼓・純米大吟醸・生酒』も味わいはもちろん余韻が特に秀逸でこちらも激ウマ(^o^)

 

食事の後はデラックスタイプの部屋に宿泊した人のみが貸し切れる離れの茶室付き湯殿"偲豊庵"で静寂の時間が流れる中、優しく響く水琴窟の音色を楽しみながら風流なひと時を過ごしました(*^O^*)

 

朝食も夕食同様丹波の黒豆を使った豆腐以外はどれもオーソドックスながら素材が良くてとても美味しくいただき、二日目の宿も極楽でした(*^-^*)

 

温泉街散策では『陶泉・御所坊』の観音開きのクラシックカーで紅葉の名所『瑞宝寺公園』まで送っていただき、色付き始めた紅葉を楽しんだり、源泉巡りをしたり、
『有馬市』でさつま揚げ、『竹中肉店』のコロッケ、『まめ清』の黒豆ソフトクリームなど美味しいものを食べ歩きしたり、
『有馬十八番』で明石焼や瀬戸内で取れた激ウマ川津海老の素揚げ、ガラス細工飾られた古民家を改装したポルトガル料理のお店『茶房・堂加亭』で美味しいスープランチと珈琲を楽しんだりとを旅館の外でも満喫でした(*^-^*)

 

今回唯一の心残りは猫の"リリー"に会えなかったことや猫を巡った二人の女の嫉妬が見れなかったことですかね…( ̄▽ ̄)