「武蔵美卒展とルネ・ラリック」 | Classic to Modern デコラティブアート的造形と家具作家の日記
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「武蔵美卒展とルネ・ラリック」

少し前の話です。

 

青山のスパイラルホールに武蔵野美術大学の卒業展示を見に行きました。

 

彫刻教室には蔵野美術大学の生徒さんもいて、彼女の作品を見ました。

 

左右の対象や、プロポーションの繊細さが特徴のクラシックなデザインを

デフォルメして、不安定な形状に敢えてしています。

 

 

私にとっては見慣れない家具ですが、自分の考える通りに自由に作品を作れる美大の楽しさを感じました。デザインや物を作る仕事をするなら、こんな時期を過ごすのはとても大切な事です。

 

 

 

スパイラルホールから東京都庭園美術館に移動して、ルネ・ラリック展の内覧会に行きました。

 

 

本館の旧朝香宮邸はアールデコ様式で建築された建物なので、同じ時期に

活躍していたラリックの作品も使われています。

展示品と建物の様式が一致している展示は日本ではまず無いので、見に行く

価値があると思います。

 

 

ガラスは加工が容易で、20世紀初頭には様々な実用品を作るための素材として当時の生活の中に浸透していきました。

 

そのガラスの可能性が、芸術性を兼ね揃えた作品として表現されている事が

良くわかる展示でした。

 

この時代のガラス工芸と比較して、現在は3Dプリンターで簡単に物が作れる時代になりました。しかしデザインを担当するのが人間である限りは、時代による優劣は無いと再認識しました。

 

 

 

北澤美術館所蔵 ルネ・ラリックアール・デコのガラス モダン・エレガンスの美

 

4月7日までの展示です。