「テンプルハウスミラー製作過程 5」 | Classic to Modern デコラティブアート的造形と家具作家の日記
2018-10-02 21:56:15

「テンプルハウスミラー製作過程 5」

テーマ:家具作り

全ての彫刻が終わったミラーは、いよいよ着色と塗装に入ります。

 

彫刻が終わった状態。

 

今回の塗装では、作られてから100年以上経った家具の木肌の色を

再現する事が目的でした。

 

アンティーク家具の価値の中で、経年変化した木肌の色は大きな割合を

占めています。

 

それは新品の家具には見られないもので、長い時間をかけて作り出される

希少なものです。

 

この木肌の色は、ゴールデンブラウンと呼ばれる飴色がかった明るい茶色で、

室内空間に豊かな色彩を与えてくれます。

 

この色を作り出す主な要素は、木の表面が空気に触れて酸化する事と、太陽光線にさらされて色あせする事です。

たとえ家具の表面がニスでコーティングされていても、変色は起こります。

 

今回は強力な酸性の薬品を使ってミラーフレームの表面を酸化させて、

このゴールデンブラウンを再現しました。

 

 

 

 

これがゴールデンブラウンのベースカラーとなります。染料や顔料では

出せない色です。

 

この色の上に、彫刻の立体感を強調するための色の濃い染料で着色して、

濃淡をつけてからセラックニスで塗装しました。

 

 

 

 

 

こげ茶色から明るいあめ色のグラデーションが随所に見られる仕上がりに

なりました。狙った通りの色彩と光沢です。

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