「椅子の修復」 | Classic to Modern デコラティブアート的造形と家具作家の日記
2018-02-21 22:41:44

「椅子の修復」

テーマ:趣味の教室

こちらのエンボス加工が施された革製の背もたれと座面が特徴的な椅子は

彫刻教室の生徒さんが6年前に未修理の状態で購入し、レッスンの時間で

修復をしたフランス製のビンテージチェアです。

 

レッスンでは彫刻の他にも生徒さんの所有する家具や調度品の修復もリクエストに応えて指導しています。

自分で修復をすればコンディションも把握できるし、愛着も一層わきます。

他の生徒さんたちも家具修復の過程やビフォア―&アフターを興味深く

観察できます。

 

駆体のグラつき、クッションのヘタリ等があったので可能な限り分解して

締め直しを行い、クッション材として入っていた麦藁とウェビングテープを

新しいものに交換しました。

座面の裏側には以前の修復跡も見られます。

 

 

 

 

 

 

今回この座面が破れてしまったので再度修理をすることになりました。

 

まず革を傷めない様にスタッズ(飾鋲)を慎重に外します。

 

次に座面の革を留めている釘を抜いていきます。

 

外した座面の裏側です。

白い帯状の布が前回の修復で補強した箇所です。

 

荒い麻布の修復箇所は、購入前に修復されていた箇所です。

 

使える部分を残して劣化が進んだ箇所を取り除きます。

 

新たに「パッチ」を貼って補強していきます。

 

接着剤は硬化後にも弾力と伸縮性のあるエマルジョン系接着剤。

いわゆる木工用ボンドで接着します。

アンティーク家具の修復で使う膠(ニカワ)は接着力はあるのですが

硬化後ガラス質になるため、座ることで伸び縮みする座面の修復には向きません。

 

修復が完了した座面。

 

 

外した時と逆の工程で椅子に座面を取り付けて修復完了。

劣化した革は破れやすくとてもデリケートなので、定期的にレザークリームで

保湿してあげることも大切です。

 

傷んだ箇所を直し、永く使えるのもアンティーク家具の魅力です。

黒ちゃんさんの読者になろう

ブログの更新情報が受け取れて、アクセスが簡単になります

コメント

[コメントする]

Ameba人気のブログ

Amebaトピックス

    ブログをはじめる

    たくさんの芸能人・有名人が
    書いているAmebaブログを
    無料で簡単にはじめることができます。

    公式トップブロガーへ応募

    多くの方にご紹介したいブログを
    執筆する方を「公式トップブロガー」
    として認定しております。

    芸能人・有名人ブログを開設

    Amebaブログでは、芸能人・有名人ブログを
    ご希望される著名人の方/事務所様を
    随時募集しております。