「ガレミュージックラックの修復 3」 | Classic to Modern デコラティブアート的造形と家具作家の日記
2018-01-20 01:08:15

「ガレミュージックラックの修復 3」

テーマ:家具修復

2回にわたって紹介してきましたガレのミュージックラック修復の仕上がりを

見てみましょう。

 

全体にセラックニスを塗装して、磨きあげました。

 

きれいな飴色に仕上がりました。

天板面も鏡面仕上げです。

 

木を足して破損部分を再生した天板のコーナーです。

 

Before

 

After

 

古色も上手くついて、修復箇所はわからなくなりました。

 

Before

 

After

 

修復の着色は、新しい部分を古い木肌の色と同じ色にすると思っている人も

多いのですが、周りの木目や色、汚れの跡などに、まぎれこませる感覚に

近いです。

 

Before

 

After

 

Before

 

After

 

このテーブルが作られてから最初の修復でしたが、この家具の経年変化の

魅力を生かせる最小限の修復ができました。

 

ガレのデザインした家具は、どれもとても手の込んだ作りをしています。

小さくてシンプルに見えても、曲線のディテールや精工な象嵌細工が

施されています。

 

同じタイプの家具を一から作ろうとすると、相当難しい製作になります。

 

ガレが活躍したアール・ヌーヴォーの時代の家具には、それ以前のフランスの

家具とは全く違うデザインが取り入れられましたが、そのための製作方法には、

クラシックなフランス家具を作るために伝統的に培われてきた高い製作技術が

ふんだんに使われました。

 

その価値は母国フランスでも未だに高く評価されていて、現在でも精巧な

アール・ヌーヴォーのリプロダクション(再現品)は、高い値段で売れるそうです。

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