【過去問】解説
◆ 次の中からフランスワインの法律に基づく品質等級でA.O.C.のラベルに表示が義務づけられていないものを1つ選んでください。
- 原産地名称
- ヴィンテージ
- アルコール度
- 瓶詰め元の名前と住所
過去、実際に出題された問題文の解説、ポイントを説明します。
注意が必要なところは義務づけられている、義務づけられていないのどちらなのか。設問が多いのでじっくり読んでいると時間が無くなりそうで、慌ててしまい、分かっていたのにミスをしてしまうことがあります。
[ラベル記載義務事項]は5つあります。すべてを覚え、把握することで、それ以外の該当しないものを選択できます。
① 原産地名称
② 原産地統制名称
(Appellation d'Origine Contrôlée)と表記するが、シャンパーニュに関しては義務づけられていない。
③ 瓶詰め元の名前と住所
④ 容量
⑤ アルコール度
*ワイン法とは別にアルコール飲料のボトルには、妊娠中の飲酒に注意を促す文章または絵で表記しなければならないことが2006年10月2日付の省令で決まっています。
回答
2. ヴィンテージ
は義務付けられていません。
ブドウの収穫年(ヴィンテージ)の表示は任意ですが、収穫した年のブドウを85%以上を含んでいることが表示の条件です。
前年、前々年に収穫したブドウのワインをブレンドすることもあり、85%に満たない場合はN.V.(ノンヴィンテージ)と表記します。
また、85%以上であっても(ワイナリーの考えによりますが)複数年のワインをブレンドした場合はノンヴィンテージと表記しているところもありますね。