「広島大学に『外国大学の日本校』が誕生しました。」
この事実をご存じですか？外国大学というのは、実はアメリカの大学院です。それも私が卒業した大学院です。
”Thunderbird School of Global Management”「サンダーバード・グローバル経営大学院」
この大学院は、国際経営学では世界のトップレベルの教育と評価を得ています。ハーバード大学MBAコースに合格しても、それを蹴ってでも、この大学院に入学する人がいます。そして、何よりも「東大卒業生が入学するMBAコース」としても知られています。
「東大卒の国家公務員キャリア組や、東大卒の企業派遣組が選ぶMBAコース」
だから、私もアメリカに来て、東大卒の方と一緒に勉強する機会を得ることが出来ました。本当に刺激を受けて、多くを学ぶことが出来ました。ありがとうございます。
そのサンダーバードはアリゾナ州にありますが、長らくダブルデグリー・プログラムを組んできた相手であるArizona State University（ASU）と資本提携して、「アリゾナ州立大学/サンダーバードグローバル経営大学院」となり、今回の広島大学との提携で、広島大学東広島キャンパスに、外国大学の日本校として２０２０年４月２８日に文科省から認可を受けました。おめでとうございます。そして、この８月に開校します。その内容は、このようになっています。
①名称は、「アリゾナ州立大学/サンダーバードグローバル経営大学院－広島大学グローバル校」と長いですが、単に「グローバル校」と呼ばれています。
②このグローバル校では、２つの学士課程を設けます。つまり、経営学部としてスタートします。
「グローバルマネジメント学」Bachelor of Global Management (BGM)
「国際貿易学」Bachelor of Science in International Trade (BSIT)」
③入学基準の英語力は、こうなります。
TOEFL ibt ６１以上か、IELTS6.0以上
この基準を満たさない場合は、オンラインの集中コースを受けることになります。
④そして、最初の２年間は日本、あとの２年間はアリゾナという日米両方の地で鍛えるプログラムになっています。このプログラムで特筆すべきことがあります。
「卒業後3年間のOPT（Optional Practical Training）を取得し、アメリカで3年間の就労が可能（BSIT専攻の場合）」
これが、このプログラムの特徴の売り文句だと思っています。なかなか、３年間も就労が出来るとあらかじめ宣言している大学はないと思います。
⑤日本で、世界のトップレベルの経営学を学ぶことが出来るようになります。授業内容は、折り紙付きです。卒業生になると、「T-Bird First Friday」という毎月第一金曜日にある交流会に参加出来ます。私も時々参加しています。
卒業生の私としては、東京のテンプル大学ジャパンのよきライバルになると思っています。
「テンプル大学ジャパン」ｖｓ「ASUサンダーバードグローバル経営学部・広島大学グローバル校」
令和の時代は、このように本当のグローバル人材教育を提供する大学のプログラムが始まることになります。だから、高校生の時期に「いかに勉強するか」がますます大事になってきます。
貴方の選択肢がまた１つ増えましたね。
ここまでお読みいただきまして、ありがとうございます。
感謝
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