鳩山首相と小沢幹事長がともに辞任することが発表されました。勿論、どの新聞・雑誌も、私のブログですらも、民主党政権批判の嵐の中で、辞任して当然と受け止めますが、些か唐突だったという意味での驚きがないわけではありません。とりわけ鳩山さんの辞任は、沖縄を最初に訪問されたときのブログで予想していたものの、その後の言動を見聞きしている限り、ポストを投げ出すようなヤワな人ではない、全く空気が読めない人だと諦めていたので、私にとっては更にちょっとした驚きでした。小沢さんを道連れにしたところなどは、なんだ、空気が読めるではないかと。
辞意表明の演説を一通り新聞記事で読んで、あらためて感じたことが三つあります。
先ずは、国民が聴く耳を持たなくなった、などと、まるで国民の方が頑固で悪いみたいな言い方ですが、漢字をしょっちゅう間違える首相もいたくらいですから、語法に多少の問題があってもよしとしましょう。ご本人は、しばしば宇宙人だと言われたのは、今の日本の姿ではなく、5年、10年、20年といった、何か先の姿を、国民の皆さんに申し上げているから、何を言っているか分からんと映っていたかも知れないと自己分析し、また、5年、10年たてば、国民のみなさんも、鳩山が言っていたことはこういうことだったのかと分かる時が来ると、あくまで現実離れしていたとは最後まで認めず、自らの非現実的な不見識を、人より半歩先を行き過ぎていた、そういう時の流れの中に誤魔化そうとしているわけですが、そうしたことは、思想家か万年野党に任せておいて、国政をあずかる総理大臣としては、将来を切り開くにしても現実を踏まえていなければどうしようもないことを悟るべきだったと思います。
次に、鳩山さんの発言のブレと言われるものの中には、意に反して、志を同じくしない政党と連立政権を組まざるを得なかった状況における、心の葛藤のなせるわざという側面、ちょっと同情の余地があったかも知れません。
最後に、鳩山首相を支える閣僚や側近が、もっとしっかりしていれば・・・とも思います。首相ご本人がお決めになることだと見放すか、あるいは首相と異なる意見を勝手に喋り出す始末で、殿、ご乱心、と押し留める良識の人はありませんでした。本人の問題もさることながら、ちょっとは演出を考えられる人に恵まれなかった側面もあったかも知れないと思います。
いろいろ書きましたが、親から十数億円もお小遣いを貰っておいて平気な人ですから、破綻寸前の国家財政で苦しむ日本国の総理大臣を務めるには、どこをどう引っくり返してもミスマッチだったと結論付けるほかありません。
辞意表明の演説を一通り新聞記事で読んで、あらためて感じたことが三つあります。
先ずは、国民が聴く耳を持たなくなった、などと、まるで国民の方が頑固で悪いみたいな言い方ですが、漢字をしょっちゅう間違える首相もいたくらいですから、語法に多少の問題があってもよしとしましょう。ご本人は、しばしば宇宙人だと言われたのは、今の日本の姿ではなく、5年、10年、20年といった、何か先の姿を、国民の皆さんに申し上げているから、何を言っているか分からんと映っていたかも知れないと自己分析し、また、5年、10年たてば、国民のみなさんも、鳩山が言っていたことはこういうことだったのかと分かる時が来ると、あくまで現実離れしていたとは最後まで認めず、自らの非現実的な不見識を、人より半歩先を行き過ぎていた、そういう時の流れの中に誤魔化そうとしているわけですが、そうしたことは、思想家か万年野党に任せておいて、国政をあずかる総理大臣としては、将来を切り開くにしても現実を踏まえていなければどうしようもないことを悟るべきだったと思います。
次に、鳩山さんの発言のブレと言われるものの中には、意に反して、志を同じくしない政党と連立政権を組まざるを得なかった状況における、心の葛藤のなせるわざという側面、ちょっと同情の余地があったかも知れません。
最後に、鳩山首相を支える閣僚や側近が、もっとしっかりしていれば・・・とも思います。首相ご本人がお決めになることだと見放すか、あるいは首相と異なる意見を勝手に喋り出す始末で、殿、ご乱心、と押し留める良識の人はありませんでした。本人の問題もさることながら、ちょっとは演出を考えられる人に恵まれなかった側面もあったかも知れないと思います。
いろいろ書きましたが、親から十数億円もお小遣いを貰っておいて平気な人ですから、破綻寸前の国家財政で苦しむ日本国の総理大臣を務めるには、どこをどう引っくり返してもミスマッチだったと結論付けるほかありません。