継父の暴力、学校は把握 児相に通告せず 中2虐待自殺 | NPO法人 M-STEP★活動報告

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みなさん、こんばんは。
午後から取材などで、テーマブログの更新が遅くなってしまいました。

今週のテーマはこちらです↓

継父の暴力、学校は把握 児相に通告せず 中2虐待自殺


佐世保の事件のあと、報道されたこの事件。
起こった場所は、西東京。
三鷹から近いです。

今朝、理事会のラインで、この事件の話が出ました。

理事のそれぞれが、思うことが沢山ありすぎて、そして共通していることも多かったので、
今週のテーマは、いつもと違う社会問題をテーマにしたかったのです。

新聞の記事やワイドショー、夜のニュース。

どれを見ても、とても胸が痛みます。

こういった問題は、事件が起きてから発覚することの方が多いですが、
事件がおきてからではなく、未然に防ぐことはできないものかと常に考えている次第です。

けれども、なかなか、こういった事件にならないと何も動かないのも現状だったりもします。

それは、当事者はもちろん、SOSを発信しても軽視されてしまうこともあるからです。

しかしながら、この男の子は、学校の先生にアザの理由を話していましたよね?

学校の先生は、この男の子の家庭の事情を把握していたのでしょうか?

不登校になった時、毎日のように家庭訪問をしてくれたのでしょうか?
そして、学校にいけない理由も、【家庭の事情】と把握してたのですよね?
何かがあると関連付けられる出来事ばかり重なっていたと思うのは私だけでしょうか?
それとも学校の先生、自治体のフォローの手が足りなかったのでしょうか?

青少年が命を絶つ・・・自ら命を絶った男の子は何を思ってそうしてしまったのかな?
と考えると、きっと、自分がいなければ、家庭が守られる。
お母さんも新しく生まれた兄弟も幸せになれる。そう思ったのかもしれません。

今となっては、亡くなってしまった男の子からは、何かを聞くことはできませんが、
もし、この男の子の言葉を聞いてくれる人が1人でも2人でもいてくれたら・・・

けれど、心底追い詰められている子の心を開かせることはとても困難なのは明らかで、
少しずつ少しずつ、時間をかけながらとなります。

きっと、お友達にも言えないことだったのかもしれません。
言ってしまったら、どこかで親にばれて、そして母親を悲しませ、継父の暴力がエスカレートしてしまうかもしれないと・・・

家族のために従順な子どもだったのでしょうね。

こういった事件があると、心が重たくなり、切なくもなります。

私たち理事会でも、佐世保の件に関しても、この事件に関しても決して軽視はしていません。

それは他人事だと思えないことだからです。

行政の方・・・やり方とか順番とか、そういったルールもあると思います。
けれど、その中で、手が足りなければ、微力かもしれませんが、
私たちも一緒に考えます。

これから、どんどん、子連れ再婚家庭が増えると思います。
その対策を私たちと一緒に考えて欲しいです。

今はまだ関東圏でしか動けないけれど、日本は狭いようで広いです。

各地方自治体で、子連れ再婚に特化した支援をして欲しいと切に願います。
その為に私たちが必要であれば、ご連絡してください。

どんな環境の子ども達も、大切な未来を担う命。
幸せになる権利をもって生まれてきました。

その命を守りたい。

子連れ再婚における問題を抱えている家庭へ少しでも多くサポートをしていきたいです。

こうして、書いているうちにも胸が痛くて涙が出てきます。

悲しい・・・それだけじゃなにもなりません。

私たちも私たちができることをやります。

その力が私たちの団体にはありますから。

理事会のメンバーも、悲しいけれど、私たちに出来ることを議論しています。
それを今一度、文章でまとめようと思っています。

以上。

今回は、社会問題に関するテーマブログでした。

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