ここからは撮影ノウハウです。
カメラの詳しい(正しい)知識は検索してもらうとして、よく説明に出てくる用語を超簡単に説明します。
- レンズに書いてある〇〇㎜という数字
「焦点距離」です。画角を調整します。といってもだいたい数字でしか説明には出てきません。とりあえず「大きいほどズーム」「小さいほど広角」と覚えてください。
ここでは「35㎜換算」といわれる数値で説明します。APS-Cの人は1.5で割って読み替えてください。(詳しくはwebで検索)
例) 50㎜と説明があったらレンズでは33にすると同じくらいの画角になる - 絞り(F値)
明るさとボケを調整する値。「小さいほど明るくなる。ピントの合わないところはボケる」「大きいほど暗くなる。遠くまでシャープに映る」 - ISO
センサー感度。「大きいほど明るい」「小さいほどノイズが少ない」 - シャッタースピード
シャッターが開いている時間(秒)。「小さい(速い)ほど速い動きが止まって写る。そのかわり暗くなる」
撮影の基本
初心者でもマニュアル撮影に慣れることが大事です。短時間で意図したセッティングができるようになるには練習あるのみ。
◆絞り
個人的には後ろボカしすぎるのはあまり好きではないので、よく使うのはF2.8〜F4.0あたり。
夜撮影で明るく撮りたい時や、昼撮影でも後ろをポカしたい時にはF1.8〜2.2あたりを使います。F1.4でもいいんですが、ピントの合う範囲が狭くなるため「なんか輪郭がくっきりしてない」絵になることがあります。
ちなみに、一眼を買ったら一緒についてくるレンズだとF3.5が下限のものが多かったりします。それよりF値の小さい(=明るい)レンズは別に買わないといけません。ということでボカしたかったらレンズを別に買えということですね。レンズ沼にようこそ←
◆シャッタースピード
シャッタースピードは昼、夜、屋内それぞれで注意するポイントが違うので状況に合わせて設定します。(詳細は後述)
使用する範囲はだいたい1/60~1/200くらい。静止画メインの人からするとずいぶん遅く感じるみたいです。
◆ISO
ISOはできるだけ下げてノイズが出ないようにするのが基本ですが、暗いところではどうしても上げないといけないこともあります。私は4Kで撮ってFullHDで出力するのでノイズはあまり気にせずISO6400とか8000くらいまで上げることもあります。カメラの性能によってはそこまで上げるとノイズがひどすぎて使い物にならないことがあるので、事前にいくつか設定を変えて撮影してみて自分のカメラの上限を確認しておいた方がいいでしょう。
◆フォーカス
基本的にマニュアルフォーカスです。撮影前にしっかりピントを合わせます。絞りを開けるとピントが合う範囲が狭くなるので、踊りの前後位置を確認しながらピントを合わせるところを設定します。
カメラによってはピントリング操作中に背面液晶で拡大表示ができたり、ボタンを押している間だけオートフォーカスにできたり、ピントの合う輪郭部分を強調(ピーキング)表示できたりするので、そういった機能を使いこなしてフォーカスを合わせます。
◆三脚
3本ある足のうち1本はレンズの方向に向けて(つまり前に向けて)設置します。レンズが重くても前に倒れにくくなります。足はよほど狭い場所に立てるのでない限り、止まるまで開きます。途中で止めてしまうと安定せず、倒れやすくなります。
カメラを固定するときはファインダーや背面モニターで見て水平をしっかり出します。それでもちょっとずれたりするので、最後は編集で補正します。
●補足: 三脚の選び方
三脚には対荷重というのがあって、載せるカメラに合わせて選ぶ必要があります。
また安い三脚の中には足を伸ばした時にぐらぐらしてしっかり固定できないものがありますが、床の振動を拾ったときにカメラがブレやすかったりするので注意が必要です。
まずは超基礎編でした。
それぞれの値がどのへんが適当なんだろうと、私も最初のころいろいろ悩んだ時期があります。ざっくりわかるだけでも気が楽になるんじゃないかと思います。
あと2回くらい続く…はず。