1月8日の新聞 1面に宮尾 登美子氏の死が

報じられていました。

 


女性に絶大な人気を博し一大ブームを巻き起こした

宮尾氏。

読んだのは「櫂」から。

作家さんは高知と知り

岡山と近いし、と親近感をもちました。

最初の本では”やまもも”の言葉が印象に残っています。

「一弦の琴」
新聞の連載で知った「序の舞」。

毎日どうなるのかとドキドキしながら新聞を待ちました。

一人の作家さんが気に入ると その方の作品を
どんどん読んでいくタイプ。

美しい文体と、しっかりした取材に基づく作品。
とても読みごたえがあります。

どんな境遇でも凛として生きる女性の姿に憧れ、
勇気をたくさんいただきました。

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序の舞 (中公文庫)/中央公論社
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「クレオパトラ」が連載されると知った時は

(え、日本人にクレオパトラが描けるの?)と危惧したものですが

1回目から掲載されたイラストの素晴らしさとともに

夢中で読んでいました。まさに 宮尾ワールド。

まだまだ 作品を書いてほしかったです。

小説を読むことから遠ざかっていますが

久しぶりに宮尾作品を読んでみましょう。

宮尾先生
生きることの意味と勇気をありがとうございました。

心より ご冥福をお祈りいたします。 

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