大正時代に人力で動く人車軌道線が大原―大多喜間の運航を開始したのが始まり。その後,第三セクター「いすみ鉄道株式会社」が設立され,昭和63年3月にJR木原線を引き継ぐ形で運営。上総中野から大原が登りで,1時間に1~2本程度の間隔で運行している。
東京駅から房総半島の太平洋側を南下するJR外房線を特急で80分,千葉県大原に到着する。この大原から大多喜を経て,上総中野まで敷かれた路線がいすみ鉄道である。田んぼと林の間を,淡いイエローの車両がゆっくりと進む。1両編成の電車内は,細長い椅子が2列縦に並んでいる。
自然豊かな沿線の町並みの中を走るいすみ鉄道。房総に車でご旅行の際にも、大多喜駅前に無料の町営駐車場がありますので、ローカル列車の旅をご企画されてはいかがでしょうか。