【067】看護師になるまで物語④ | 見須幸代 オフィシャルブログ Powered by Ameba

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どこに写っているんだろー


photo:02


実習も後半にさしかかってきたとき、
ある人に出会ったの。

その人は余命宣告受けてまもない人で
無口でいつも怒ってるのかってくらい
風貌も怖い方だった。




私は無理に自分からは話さないで
さり気なくベッドの横の椅子に
座ったりしていたの。


そしたら、私の過去について聞かれてね。。。


そのときなぜか隠そうとも思わず
ありのままを話したの。


それまでは、ありのまま話すことに
なぜか抵抗があったんだよね。。




話した後、その方は人が変わったかのように
私に良く話しかけてくれていっぱい勉強させて
くれようとしてたんだ




看護師さんからも、まるで別人みたいね
って言われてた。



指導者さんはそのとき。。。私に、

あの方は
最後の人生をどうしようかきっとすごく
悩んでたと思う。
そのときにあなたが現れて残りの人生を
あなたのために何かできたらなって
思ったのかもしれないね。

って話してくれたの。


私は実習終わるときその方にお手紙いただいた。

立派な看護師になれよ。
ありがとう。

って書いてある手紙。。


なんとも言えない気持ちになったし、
この気持ちをなんて伝えたらいいかわからない
気持ちでいっぱいになった。



こんな赤の他人を信じてくれて自分の人生を
たくさん話して良いこと悪いこと伝えてくれて
こんなにも応援、想ってくれて

って泣いたんだ。。。





それから数ヶ月後に学校にその家族から、
その方が旅立ったお手紙をいただいた。