著者: 田口 ランディ
タイトル: できればムカつかずに生きたい

 田口ランディさんの、確かこれが最初のエッセイ集。私は読む順番が完璧に逆ですな。近所の図書館に、やっとこれが「新刊」で入荷していたので借りて読みました。
 タイトルになっているエッセイとか、あと「恨みつらみの晴らし方」というエッセイが、ふぅーむと思いました。(心理療法で、サイコドラマってのがあるという話が興味深かった。それは疑似体験のようなものなんだけど。)あと「インターネットライターへの道」というエッセイが興味深かったです。
 ランディさんのエッセイ本というのは、なんていうか勢いがあるし力がみなぎっているので、読む側がホントにガックリときているときには、ヘビィすぎて読めそうにないけど、プチへこみ(笑)程度の時に読むと効きます。あくまで私の場合ですが。まるきり同じ状況ではなくても、自分なりに自分の状況と照らし合わせて「あ、そうか!」って、気持ちの上での解決策が見つかったりとかね。ランディさんとか吉本ばななさんの本って、なんか、シャーマン的効果があるみたいですね(笑)。