チョコには心臓病予防に効果あり | ミスプロの海外競馬

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REUTERS
ワシントン
チョコレートの健康効果が相次いで指摘されるなか、米ジョンズホプキンス大の研究者らが新たに、チョコに血栓を防ぐ作用があることが確認されたと発表した。 アスピリンによる同様の効果を調べる研究の中で、偶然得られた結果だという。

 

鎮痛解熱剤として知られるアスピリンは最近、血小板が血液を凝固させる働きを抑え、心筋梗塞(こうそく)や脳梗塞の原因となる血栓の形成を予防する効果が注目されている。 同大医学部のダイアン・ベッカー氏らは、この効果を詳しく調べるため、家族に心臓病歴のある1200人を対象に研究を実施していた。

 

チームでは対象者に、アスピリン服用中の運動や食生活を細かく指示。 血小板の働きに影響する可能性のあるたばこ、カフェイン入りの飲み物、ワインやグレープフルーツジュース、チョコレートを避けるよう言い渡した。 ところが、中には「チョコレートだけはやめられない」という「チョコ愛好者」がいた。 対象者のうち139人は、期間中もチョコレートを食べ続けたという。 「食べるとなったら一度にチョコアイス、チョコチップクッキーと、大量に食べてしまう人もいた。 検査前の24時間だけはチョコを避けるよう指示してみたが、それさえ守れない愛好者もいた」と、ベッカー氏は振り返る。
チームはチョコを断つことができなかったグループについて、アスピリンの効果を分析することを断念。 しかし、採取した血液をプラスチック製の人工血管に流す実験を試みたところ、チョコを食べなかった対象者に比べ、血栓ができにくいとの結果が得られた。 また尿検査でも、血小板の作用を示す物質が少なくなっていることが分かった。 
ベッカー氏によれば、「アスピリンに比べてわずかではあるが、チョコには確かに血栓予防作用がある」という。

 

チームでは今後、この作用に焦点を当てた研究を進める構え。 一般の人々を対象に、食べたチョコの量と心筋梗塞などの発生率を、数年間にわたって追跡する方法を検討している。
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