エクリプス号のDNA | ミスプロの海外競馬

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エクリプスって知ってますか? アメリカ三菱のクルマのことじゃありませんよ。

ダーレーアラビアンの5代目の名馬で、文字通り、日食の日に生まれたのでエクリプスと名付けられたんですよね。

 
なんと、エクリプスの歯や蹄からDNAを取り出して調査するそうですよ。
で、DNAを取り出すのはわかるのですが、何の調査をするんでしょうか?

 

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イギリスの王立獣医大学(Royal Veterinary College)とケンブリッジ大学(Cambridge University)の科学者は、サラブレッドの起源を解明できることを期待し、18世紀におけるイギリスの無敗のチャンピオン馬エクリプス(Eclipse)号の遺伝物質を調査することになった。 同馬は、現代サラブレッドの牡系の95%の先祖で、1789年に死亡した後、その全骨格が保存されている。

 

王立獣医大学における馬の遺伝専門家であるマシュー・ビンズ(Matthew Binns)教授は、ダーレーアラビアン(Darley Arabian)号の5代目にあたるエクリプス号について、「DNAの調査に望ましい遺伝物質は、DNAが最もよく保護されている“歯”です。 しかし、我々は長骨やひづめも調査の対象とします。 同馬は歴史上、最も偉大な馬であり、同馬の遺伝物質を調査できるということは非常な驚きです」とBBC放送に述べた。

 

ダーレーアラビアン号、および別の2頭のアラブ種牡馬(バイアリーターク号、Byerly Turkとゴドルフィンアラビアン号、Godolphin Arabian)は、サラブレッドの三大始祖である。

 

科学者たちは、ダーレーアラビアン号の血を引く他の2頭の種牡馬、すなわち1867年のエプソムダービー(Epsom Derby)の勝ち馬ハーミット(Hermit)号と、1880年代に9戦9勝し、イギリスのリーディング種牡馬に9回輝いたセントサイモン(St. Simon)号のDNAも調査することにしている。

 

BBCの報道によると、ケンブリッジの南東に位置するゴグマゴグ(Gog Magog)丘陵の地方公園に埋葬されているイエメン(Yemen)産のゴドルフィンアラビアン号の遺骨のDNA調査も探求されている。 研究者は、検体を入手するために同馬の遺骨の発掘を希望しており、公園の所有者と協議している。

エクリプス号、バイアリーターク号の子孫ヘロド(Herod)号およびゴドルフィンアラビアン号の血を引くマッチェム(Matchem)号は、サラブレッドの三大基礎種牡馬である。

 

「Scientists to study DNA of Thoroughbred foundation sire Eclipse」
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