あの街に桜が咲けば
約2年間、この上映会を全国各地で行って来た友人が多摩で最後を締めくくります
当日は私もスタッフとしてお手伝いしていますので、ぜひご都合つく方はいらして下さい!
以下、映画のウェブサイトより監督の言葉を引用します
こんにちは、陸前高田ドキュメンタリー『あの街に桜が咲けば』監督の小川光一です。
この度は2016年3月21日(月祝)・東京都多摩市にて、当映画のラスト上映が開催されるに辺り、主催者の方から「せっかくなので監督が告知文書いてください」という貴重なお話を頂き、こちらのページにその想いを綴る次第でございます。
現在、岩手県陸前高田市には、津波の最高到達点に桜を植える活動を行なっている「桜ライン311」という団体があります。そして、その姿を追ったドキュメンタリー映画が『あの街に桜が咲けば』(通称:あのさく)です。この映画には「自分たちと同じ悲しみを繰り返さないで欲しい」「防災・減災に今の内から取り組んで欲しい」という彼らのメッセージが詰め込まれております。
約2年間に及ぶ上映の日々。この映画をきっかけに、自主防災組織を立ち上げた地域がありました。上映会参加後にホームセンターに寄り、防災バッグを作りながら家に帰宅した夫婦がいました。「俺、彼女を災害から守れるカッコいい男になりたいっす」と言いながら会場を後にする頼もしい高校生がいました。
しかし、その一方で、何かに付けて「自分は大丈夫」「自分の街は大丈夫」と言い聞かせながら帰っていく人も数え切れないほどいました。不安を覚える光景でした。
「災害で大切な人を失いたくない」と誰もが思うはずなのに、何故か僕たちは「災害」と向き合うことから逃げがちです。けれど、東日本大震災以降も沢山の場所で災害が起きているのが事実です。どんな御託を並べたところで災害はこれからも起き続けます。
ただ、正直「災害は怖いんだぞー」という恐怖を押し付けるような防災教育は苦手な人も多いかと思います。そこで「もっと暖かく防災を伝えれないか」、そんな想いを模索したのが今回のあのさくになります。
その可能性の一つとして、やっぱり僕たちは、自分のためよりも「友達や恋人、家族を守るために」って思うと、自然と防災をしたい気持ちがみなぎってくると、そう信じています。
東日本大震災から5年という節目の時期、ぜひ今一度、災害について、自分の街や家族について、向き合ってみませんか?
この映画と講演で一番多く頂く感想が「家族と一緒にくれば良かった」「友達もっと連れてくれば良かった」というものです。なので、ぜひ大切な人をお誘い合わせの上、沢山の方に来ていただけたらと思います。
皆さまのご来場、心よりお待ちしております。
2016.2.1 小川光一
あの街に桜が咲けば
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高校生以下は無料となっています