今頃紫陽花。
撮影は約2ヶ月前。
紫陽花は何枚か撮ったんでこれから上げてきます。
昔は普通の紫陽花が好きで、そのうち額紫陽花が好きになって、今はまた普通の紫陽花が好きになってます。
色もいろいろあって素敵。
さて今週の記事についてです。
んー。
久しぶりに内容をまとめましょうか。
・幸せに生きるために聖書からの知恵が役立つ。
・金銭に対する見方:身の守りではあるが最優先にするものではない。
・仕事に対する見方:勤勉に働くべき。ワークライフバランスを意識すること。
・自分に対する見方:自分を重要視し過ぎるのも良くないが、卑下するのも良くない。
・神は私たちが幸せになることを望んでおられる。
おっ、いいところだけまとめられました。
この偏った記事を読んで、上のように解釈できる人は、JWでいても病まなくて済むかもしれません。(逆に言えばそれができないと病む)
じゃあ突っ込みます。
いつもそうですが、指示がアバウト過ぎるし、全く現実的でないんですよね。
例えば7節。
金銭に対する見方のまとめの箇所。
お金ではなくエホバに仕えることを第一にするなら,幸せになれるのです。
「お金を第一にしない」ということだけなら大賛成です。
でもここでは「エホバに仕えることを第一にする」こととセットです。
具体的には、生活を簡素にして、組織の様々なプロジェクトに参加することが示されています。
そうでなくても、組織が常に推奨する生き方は、全時間の仕事には就かず、最低限の収入で開拓して生きることで、それが満足できる生き方としています。
聖書のどこでそんな事が求められていますか?
ちなみにこの箇所の挿し絵は
ポルシェ買っても別に悪かねーだろ。
もちろん、20年ローンで買って生活はかつかつってなったら、平衡を欠いているのは明らかです。
対して右。
他の人のために車を用いているみたいな解説が出てましたが、組織の勧める生き方してたら、こんな車は買えないんですよ!
SUVって言うんでしょうか。
日本のRAV4に似てるので参考に価格を見ると約300万円。
100万円くらい親が補助してくれたとして、200万円ローン組んだとすると、金利2.4%60回払いで毎月の返済が約35,000円。
300万円丸々ローンだと毎月の支払いは50,000円を越えます。
正社員でもなくて、毎月その支払いができる開拓者夫婦がいったいどこにいるんですか?!
なーにが「お金ではなくエホバに仕えることを第一にするなら,幸せになれるのです。」だよ!
というわけで、全く現実的でないクソバイスでした。
ちなみにJWでは軽自動車以外だと「霊的でない」と批判されたりします。こんなSUVは批判の的になりますから、余計現実的ではありません。
次は10節。
仕事に対する見方から。
クリスチャンである私たちは,「きちんと仕事をし,一生懸命働」くよう教えられています。
これは普通、定職に就くことを勧めるときに使う言葉です。
ところがなぜかこの組織では
こうしたさまざまなことを行った結果,ソロモンは,一番大切なのはエホバへの崇拝に関係した活動だ,ということを理解しました。それでこう述べました。「全てを聞いた今,結論はこうだ。真の神を畏れ,その方のおきてを守りなさい」。
こういう言葉とセットです。
でも「神のおきてを守る」ことを、「一番大切なのはエホバへの崇拝に関係した活動だ」ととらえるのは無理があります。
今回の記事ではあまりおかしい表現はありませんでしたが、普段は全時間の仕事は物質主義的とされますし、良い職に就くために教育を受けることは、世の栄光を求めていることとされます。
勤勉に働くことを勧めつつ、定職に就くことを蔑む矛盾。
完全に頭おかしいです。
次、14節。
自分に対する見方について。自分はだめだと考える傾向がある場合には特にそうです。エホバがこれほどまでに私たちのことを思っていてくださるのですから,自分にはエホバを崇拝する資格も新しい世界で生きる資格もない,とは考えないようにしましょう。
結構な頻度でこういう内容が扱われます。
親の教育のせいで、「自分に価値がない」と感じてしまう人はいるとは思いますが、なぜこの組織はそういう人の割合が多く、何度もこの内容を扱う必要があるのでしょうか。
「自分に価値がない」と思わせているのがまさに、この組織ということはないでしょうか?
不完全さを強調したり、「死すべき人間」と言ったり、あまつさえ、産まれたばかりの赤ちゃんについて「神の敵」とか言ってるこのJWという組織が原因という可能性な十分にあると思います。
15節では誇らしげに過去の記事を引用して
『わたしはひどい悪人ではないけど,特別な善人でもないと思います。みんなと同じで,良い所も悪い所もあります』
などと書いていますが、こんなことは聖書を知らない人でも普通に考えていることで、取り立てて「聖書の知恵」と言うべきことではないでしょう。
最後に16節。まとめが癌でした。
エホバを第一にするなら,賢い生き方ができ,最高の幸せを味わうことができます。そして,お金や仕事や自分に目を向け過ぎることから来るさまざまな問題を避けられます。では,賢い生き方をし,エホバに心から喜んでいただけるようにしましょう。
この「エホバを第一にする」が抽象的過ぎるんですよね。
この組織が推奨している生き方は決して「賢い生き方」でも「最高の幸せ」でもありませんよ。
「お金や仕事や自分に目を向け過ぎることから来るさまざまな問題を避けられ」るかもしれませんが、「お金や仕事に向けるべきだった時間を組織のために用いてしまったことから来るさまざまな問題を」身に招く可能性は高いです。
同じ節には
エホバは聖書を通して,賢い生き方を教えてくださっています。私たちのことを愛し,幸せになってほしいと願っているからです。
とあります。
神は「私たちのことを愛し,幸せになってほしいと願っている」のに、組織がそれを許さないというのはなんとも皮肉なことです。
オマケ。
挿し絵から。
左:「俺ポルシェ乗ってんだ!いいだろー!」
右:「建設の奉仕に来てまーす!いいでしょー!」
結論:どっちも自己顕示欲の塊。
今週は以上です。