『マイ・ブラザー』(原題: Brothers) | 映画鑑賞•MOVIEレビュー

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映画を淡々とレポートして行こうと思います。

製作年 2009年
製作国 アメリカ

【スタッフ】
監督 ジム・シェリダン
脚本 デイヴィッド・ベニオフ
原案 アナス・トーマス・イエンセン
スサンネ・ビア
主題曲/主題歌 U2

【キャスト】
トビー・マグワイア (Sam Cahill)
ジェイク・ギレンホール (Tommy Cahill)
ナタリー・ポートマン (Grace Cahill)
サム・シェパード (Hank Cahill)
ベイリー・マディソン (Isabelle Cahill)
テイラー・ギア (Maggie Cahill)
キャリー・マリガン (Cassie Willis)
メア・ウィニンガム (Elsie Cahill)



[ストーリー]
米軍大尉のサムは正義感溢れる優しい人物で、愛する妻グレースと二人の娘と共に幸せな家庭を築いていた。だが、彼の弟のトミーは対象的な人物で、銀行強盗を犯したため刑務所に収監されていた。そんなある日、サムはアフガニスタンの戦地へ出征しなければならなくなり、一方のトミーは刑務所から出所するのだった。しばらくして、サムが戦死したとの報せがグレースの元に届く。悲しみに暮れるグレースを見たトミーは、彼女らの助けになるよう努力する。そんなトミーの存在がグレースの悲しみを癒していき、トミー自身もグレースと接することで自分が変わっていくのを感じるのだった。だが、そんな彼らの元に、死んだはずのサムが戻ってくる。戦死したという報せは間違いだったのだ。喜ぶトミーとグレースだったが、サムは戦場での体験が原因で、暴力的な人物へと変わっていた。

※感想はあくまで個人的な見解ですので、あくまで参考程度に読んでください(一部ネタばれ含みます)※

[感想]
前から見たい見たいと思っていた映画でした、2004年のデンマーク映画『ある愛の風景』のリメイクだそうです。機会があればそっちもチェックしてみたいと思います!
夫を亡くしたナタリー扮するグレースと娘二人、そこに戦場から生還したトビー扮する夫サム。一見するとハッピーなストーリーだが、サムは戦場での体験により、どこかネジが外れてしまっていて、失われていく家族の絆と、夫婦の愛。緊張のシーンが多く決して派手な映画ではないが、終始飽きずに観れます。なんと言ってもトビー、ジェレク、ナタリーの3人の演技力が光る作品だと思います。中でもトビーの激やせにはビックリします。あの姿だけでいかに戦場での体験が過酷なものだったかを物語っています。そして狂っていく様の演技は見応え充分です。そしてジェレクの所々見せるコミカルな演技が映画全体の重い空気感とよくマッチしていて重くなり過ぎなくなってるきがします。兄弟愛と戦争の恐ろしさ、家族の絆など様々なメッセージを持った映画だったと思います。まだ観てないかたは是非!

おすすめ度
★★★★★★★★★☆
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