Y's ExP 6th Expression
「IBUKI」
12/4 無事に終演いたしました。
IBUKIは、
私自身が愛で満たさせる作品でした。
役者を幸せにする作品。
今まで沢山の作品に出演させて頂きました。
今思えば緊張の連続で、適度な頑張り方が分からず、やらなければいけないと一生懸命になり力が入りすぎて自分を出せていなかったと思います。
楽しい、嬉しい、幸せ、成長を感じない作品はありません。
ただ、
役者自体が愛で満たされる作品との出会いは簡単には出来ないと思います。
板の上で愛菜として自然と生きる事が出来たのは、作品ももちろんありますが、役者全員の力が発揮できる演出があったからだと思います。
擁さんの作る現場の雰囲気は、温かい。
稽古場が温かくなる。
役者全員がキラキラしてたなぁ。
生き生きしてた。
大変な部分、悩みもあるはずなのにみんなの表情は常に明るかった。
厳しい言葉でも、一人一人が全力を出せるように良い方向へ進めるように導いてくれる。
魔法のように感じる瞬間も少なくなかった。
擁さんの言葉は心にすーっと入ってくるのは、愛を持って接して下さっていたしそれをちゃんと伝えて下さっていたからだと思う。
そんな擁さんが作る世界をどうしたら表現する事が出来るのか。
擁さんの作りたい世界に少しでも近づきたいと思いながらも、1年ぶりの舞台でいろんな箇所が鈍りすぎてるポンコツ全開の私。
必死でした。
私が演じた貝森愛菜は、
2016年に他のラインから移動
男性が少し苦手、実力はあるのに自分に自信がなく認めていない。
女性に対しても人見知りだが、深い間柄であれば素直になれる。
上司である雅さんを公私ともに慕っている。
こういう役柄は初めてで、
台本を読んでも読んでもなかなかキャラクターが見えず、どうしたら良いか演出家にもアドバイスをもらいながら、台本とにらめっこしていた時、ふと目に入ってきたのは「雅さんゾーン」というセリフでした。
最終的にクセが強めなキャラクターになってしまいましたが、擁さんからは「様子がおかしい」と言ってもらい、メンバーからは愛おしいと言ってもらい"貝森愛菜"が出来ました。
稽古中盤から終盤あたりで、キャラの濃さがまだ足りないと思っているとメンバーに伝えたら、もう十分です!と言われてしまったのはここだけの話。
観劇頂いた方で、
女性の皆様には、
可愛い
雅への行動に共感できる
愛おしい
との声を頂き、
男性の方には、
メジャーが怖かったけど、雅さんへの愛を感じた。
メジャー切れて欲しかった
と、声を頂きました。
メンバーからは、
「できないよ」のセリフで後ろを振り向いた時に、背中に雅さんへの愛を表現した刺繍が入っている様にみえる。
白衣の裏側にも刺繍が入ってそう
などなど、白衣が特攻服の様に見えていた様です。
愛の方向性を間違ってしまった?クセが強めな愛?をもつ愛菜を愛おしいと思ってくださる方が多くとても嬉しく思います。
そして、
キャラクターのイラストを描いて頂きました!!
by もとはるさん
キャラクターをイラストにして頂けるなんて、人生初でございます。
もとはるさん本当にありがとうございます✨
周りにいる素晴らしい方々のおかげで、愛菜の真剣な想いをあのような形で表現できました。
雅さんのお陰でアシスタンズのみんなと特に男性陣と少し距離を縮めることができたし、弥勒さんがあのタイミングであそこに現れなかったら愛菜の気持ちを誰かに伝えることもなかったと思う。
いろんなタイミングが合ったおかげで、少しずつ愛菜の気持ちも変化していったと思います!
生きていて、自分に必要の無いことは起きないと私は思っています。
良き縁も、
その逆も、
壁の出現も、
虹がかかる喜びも、
自分自信の成長の為
この先何が起きるかわかりませんが、出会いもタイミングもその時その人に合ったものしか現れないと思います。
IBUKIは
愛菜にとっても、
私にとっても、
大きな変化で大きな一歩でした。
ゆりちゃん
雫さん
真由美さん
ゆうたくん
純さん
美沙ちゃん
ななこちゃん
うみ
てらちゃん
ナミちゃん
なっちゃん
愛結ちゃん
まほちゃん
ひなちゃん
誠さん
ふーみん
げんき
脚本・演出 槙本擁さん
関係者、スタッフの皆様
最高の時間をありがとうございます。
観に来て下さった沢山の皆様
この先いろんな事が起こると思いますがその時に少しでもこのIBUKIの世界や言葉を思い出して頂けたら嬉しいです。
良きご縁に感謝。
幸せをありがとうございます。
不器用な私のブログを最後まで読んで頂きありがとうございました。
坂本美沙都