今日は『フランスベッド・メディカルホームケア研究・助成財団の２０周年特別記念事業』ということで、在宅ケアについての講習会に両親と行ってまいりました。
なぜ両親が一緒か？というと、実は私の父は４０数年ずっと医療の世界にかかわってきています。手術室やクリーンルームの設計施工をしているので、色々な病院の先生方や医療関係の方とお知り合いになることが多いです。
母も実は手術室やＩＣＵ・ＣＣＵ・ＮＩＣＵなどの高清潔区域のみの専門清掃会社の経営を当初はしておりました。なので、両親ともに医療関係の方との交流が深く、今回もフランスベッドメディカルホームケア研究・助成財団に昔からお世話になっている元看護師さんがいらっしゃったので、一緒に聞きに行くことになりました。
私は看護師ではないですし、福祉関係の資格も福祉用具専門相談員しかもっておりません。それでも在宅ケアのお話を聞いて、自分の立場で何が出来るのか？と考えました。
今回、在宅ケアのお話を聞いてやっぱり最後の時を迎えるのは自宅がいいのだろうな～と感じました。認知症になったとしても、末期のガンを患ったとしても、やはり最後は自宅で過ごしたい。。。そういう想いを持たれている方は多いと思いますし、ずっと過ごしてきた家でゆっくり家族とともに楽しく充実した時間を過ごすことも大切だと思います。
もちろんすべての方が在宅でケアを受けられる状態ではなかったりすることもありますが、何とかご家族や地域のみなさん・お医者様・看護師さん・ケアマネさんやペルパーさんなどと協力しあい在宅ケアを実現してほしいと思います。
私は福祉用具専門相談員として、在宅ケアをされる方々へ必要な福祉用具の提供などが出来たらいいなと思っています。
在宅ケアの方で先日、手すりの取り付けをお願いされました。本当ならば住宅改修で手すりをつけると理想的な形で取り付けられるのですが、ご長男から借りているお住まいなので、傷をつけたくないということや、住民票が違う場所に登記されているので介護保険適用とならなかったこともあり、今回は出来る限り福祉用具で対応出来ることをしよう！ということとなり、床と天井を突っ張って取りつけられる手すりなどを駆使し、何とか廊下とトイレに手すりをつけることが出来ました。ご利用者様やご家族様にもとても喜んでいただけたのでこちらもうれしかったです。
なかなかすんなりと行かないこともあったりしますが、色んな方向から出来る限りの考えを絞り出してかんがえていけば解決出来る方法もでてくるんですよね！！これからもこれしか出来ない！という考えではなくて、何ができるか？どうしたらいいのか？ということを常に考えていきたいと思います。