3/17,第8日目(ベルトール小屋~ツエルマット)
いよいよ最終日、朝日を浴びるマッターホルンを目指して、雪原をシール登行。そしてコルの頂きに達した時、聳え立つ西壁が眼前に忽然と姿を現す。8日間の疲れが吹っ飛ぶ。クレバスを避けながらマッターホルンの西壁から北壁側に回り込む大滑降だ。





8日間昼飯はとうとう一度も小屋につくまで食べることはなし、腰を下ろして休んだのは一度だけ。チョコレートを水で流し込みながらの、登行と滑降の連続は、このコースの体験者も言ってたが、技術と体力だけでなく、生命力とか生存競争力が試されるという。
好天と仲間に恵まれ、長年の夢であったHaute Route Classicコースをこうして制覇することができた。しかも我々が今シーズンのファーストトレースであった。ステップキックで痛めた左膝は変形し、丸太棒のように膨れ上がっていたが、感謝と満足感でいっぱいだ。