旧尼崎港線 金楽寺駅跡 | 高橋みさ子のブログ

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(金楽寺駅跡 2019年1月20日撮影)

 

1981年(昭和56年)4月、旧尼崎港線(国鉄福知山線支線)の旅客営業終了に伴い廃駅となった金楽寺駅。

 

尼崎港線も1984年に貨物営業の終了と共に廃線となり、廃線跡には戸建住宅が隙間なく建ち並んで、線路や駅があった面影はほとんど残されていません。

 

上の写真、フェンスに囲まれた空き地は、かつて金楽寺駅があった場所の一部です。

(破線は線路の方向)

 

地図で位置を確認してみましょう。

 

 

 

赤い印が金楽寺駅があった場所。

 

 

 

 

(Wikipedia 「金楽寺駅」より画像引用 金楽寺駅全景 1981年4月27日? )

 

1981年4月、冒頭の写真とほぼ同じ位置から撮影された金楽寺駅の様子です。

 (Wikipedia「金楽寺駅」より画像引用)

 

尼崎港線は1984年1月まで貨物営業を続けましたので、この当時はまだ列車は走っていたことになりますね。

 

 

 

 

(Wikipedia 「金楽寺駅」より画像引用  金楽寺駅跡 2002年3月 )

 

こちらもほぼ同じ位置から2002年3月に撮影されたもの。

(Wikipedia 「金楽寺駅」より画像引用。書き込みは筆者による)

 

線路も枕木も剥がされていますが、線路跡上に家はまだ建っていません。

 

冒頭の写真は、この画像の少し手前から撮影。

 

見比べると、黄緑色の破線で囲った建物や海臨寺のお社が当時のまま残されていることが分かります。(赤いビルの外壁は塗り替えられています)

 

 

 

 

 

さて、こちらは金楽寺駅跡から100mほど北の天神橋緑地。廃線跡です。

 

線路に見立てた黒いブロックが二本平行に走っています。

 

廃線跡の説明書きなどはありませんので、線路があった場所だと知らなければそのまま通り過ぎてしまいそうです。

 

 

 

 

 

天神橋緑地を北から写したもの。

 

かつてはこの線路が尼崎港駅、更にはその先の引き込み線まで続いていたのですね。

 

じっと耳を澄ませば、今にもガタゴトと列車の音が聞こえてきそうです。

 

(写真)兵庫県尼崎市長洲西通二丁目  旧尼崎港線 金楽寺駅跡 廃線跡(天神橋緑地)

    2019年1月20日撮影