春の嶺入り


先週、熊野修験者の皆さまと

那智の青岸渡寺から熊野本宮大社まで

約30キロを歩かせて頂きました



これは春の峰入りという修行だそうです




熊野大峯奥駈修行とは、今から約1300年前役行者が開いたもので、修験道における最高修行である。熊野・大峰・吉野はその根本道場であり、150キロの道のりの山中を歩いて雑念を祓い、山の霊気に打たれ心身の修練を積むものである

このように位置付けられた修行です





きっかけは

先月参加した那智の滝神秘ウォークでした


  神秘ウォーク


昨年に引き続き参加させていただきました


今年は世界遺産登録20周年ということで


熊野那智大社の特別許可を得、ガイド同行かつこの時期にしか入ることができない手つかずの自然、世界遺産「那智原始林」にある二の滝・三の滝を目指します

②那智大社では巫女の舞と神職によるご案内

150年振りに再興された那智山青岸渡寺行者堂で特別拝観

というスペシャルプログラムでしたニコニコ







当日は雨風が強く

膝まで川に浸かりながら

上流を目指しましたが

二の滝まででツアー中止となりました



…が

こんな気象条件が揃わなければ

草花一本たりとも持ち帰ることのできない

世界遺産の原生林の中で

普段はどんなに入りたくても

入ることが叶わない滝の水に

体を浸すことができるなんて

 



人生のうちに何度

このような得難い体験ができるだろう…

なんて思い

感動した1日となりました




そしてやっと本題に入りますが




この原生林に入る前

青岸渡寺内に

完成したばかりの行者堂の中に集まり


副住職から

お寺の歴史や

熊野修験の成り立ちを

お伺いしました



堂内中心には

珍しく破顔の役行者さま



こちらのお堂の再興がとても嬉しいと

伝わってくるようです



アートのような美しいお護摩の仏具




かねてより大峯奥駈道に興味があり

副住職にお話させてもらえる機会は

もう訪れないかもしれないと思い

大峯奥駈道の修行について

いくつか質問したところ




「3/9に第一回の峰入りがありますが

ご興味がおありなら参加されますか?」と

お声がけいただいたのです!!





この日は

串本町でロケットの打ち上げ予定もあり

宿がいっぱいだったので

連れに当日深夜から車を走らせてもらい

5:30青岸渡寺に到着しました




次回は嶺入り体験を綴りますニコニコ