パパは 亡くなる3ヶ月前まで
3年間の単身赴任をしていました
これが無ければ ストレスも無く
くも膜下出血なんかにならなかったのかなぁ
なんて思ったりする時が有ります
月命日の今日 少し振り返らせてもらいます
約5ヶ月後の新店舗オープンが決まり
そのトップとしてパパが選ばれ
内示が出ました 不安と期待の中
建設予定の更地の時から 完成するまで
自分の家のように 近い距離でも無いのに
休みの日に 足を運んでいました
完成するまでの準備期間は
取引先挨拶やオープン宣伝で大変でした
会社が用意してくれたマンションに引越もしてパパの単身赴任生活が始まりました
生活用品を一式揃えたり
中古の車を慌てて買ったりと
思わぬ出費にも大変でした
50歳になり ゆっくり過ごせるはずだったのに
私たち家族はかなりショックでしたが
皆で頑張るパパを応援しようと決めました📣
私達が別荘と名付けたパパのマンションに
連休になると泊まりに行き 皆で布団を敷き
楽しい時を過ごしました
ついにオープンの日程が決まった時
パパからお願いされた事が1つ有りました
それは オープン当日の朝 始まる前に
会社の仲間たちに 私からと言う事で
お茶菓子を差し入れして欲しいとの事🙏
大変な中でも気配りが出来るパパだなぁ
と 感心したのを覚えています
パパからのお願いなんて
大変なパパと比べれば簡単な事
京都の和菓子をたくさん買い
オープン当日に遅れてはいけないと前日から
パパのマンションに泊まりに行きました
そして 快晴のオープン当日
朝 部屋でスーツを着ながら
何度もスピーチ練習をするパパを見ていると
こちらまで緊張感が伝わり ドキドキ
風呂敷で包んだ差し入れを両手に持って
新店舗に行くと
既にテレビ局や新聞社など報道の方が
1番前に三脚を置いて陣取られ
なんとその中に パパのご両親が
普段 畑仕事服 農協帽子🧢のご両親からは
想像出来ないスーツ姿…
市長 町長 パパの会社の社長 そしてパパ
4人が白い手袋をはめて
テープカットの時には ご両親は大泣き
息子の晴れ姿 嬉しかったんでしょうね
この日を迎えるまで 大変なパパだったけれど
ご両親の涙を見た時には
パパ 親孝行出来たねと素直に喜べて
私ももらい泣きをしました
パパへの取材が その日の関西のNHKで流れ
この映像は今でも保存しています
当時は嬉しくて何度も再生して見ていたのに
パパが亡くなって以来 一度も見ていません
パパの横でテープカットをしていた社長さんが 葬儀の時 私の所へわざわざ来て
パパの3年間の苦労と頑張り
そして御礼を言って下さいました
パパの人生のこの3年間は 大変だったけれど
これがパパの運命だったんだねと
思うようになりました
私も子供達も パパのように
何事にも一生懸命で
充実した毎日を過ごさないといけないね
パパ お疲れ様でした
この単身赴任の内示が出たのが
6月の今頃だったのを思い出して
月命日の今日 書いてみました
長々と読んで下さりありがとうございました😊