この数年、ある農家の直売所で売っているトマトが、大のお気入りです。

 その直売所では、何軒かの農家のものを売っています。そのため、最初のころは毎回違う農家のトマトを選んで買って、食べ比べました。その結果、ある農家のものが群を抜いて美味しかったので、以来、毎年そればかり買うようになりました。
 そのトマトは、甘いのですが、フルーツトマトのような濃い甘さではなく、ほんのりとした甘さが絶妙で、食後に食べればしばらくの間はその美味しさの余韻と、幸せな気持ちに浸れるものでした。
 以前は私の家はその直売所の近くだったので、トマトの季節は週に1~2回は行っていました、しかし、残念ながら3年ほど前に引っ越すことになり、今では電車を乗り継いて1時間近くかかることになりました。
 それでも、1シーズンに何回か買いに行きます。
 今年も、大型連休明けに買いに行きました。今回は公共交通機関を避けて、初めて車で行きました。
 これまでその直売所は、休日は混みますが、平日はいつもガラガラでした。店に行く前にネットで調べたところ、今年は新型コロナウィルスの影響で、人の密集を避けるため、平日のみの営業となっていました。そして、連休明けのある平日の朝に行ったのですが、何と店の外まで長い長い行列ができていました。店内に入る人数を制限していることと、列に並んでいる間も間隔を確保していることからでした。しかも、トマトは1人1袋までとされています。
 ちょっと迷いましたが、結局列の一番後ろに加わり、20分ほど待って、待望のトマトを買いました。
 

 これがそのトマトです。

 へたのところに花のかすも付いた、買ったままの状態の写真です。
 
 今年は、あと何回買いに行けるか。