最初の投稿でも書きましたが、当ブログでは、仕事(事件)に
関する話題は極力避けているので、いきおい、当たり障りのな
い内容のものが多くなります。そして、当たり障りのない話題と
いうと、食べ物に関することが多くなります。
今回は、食べ物の中でも更に当たり障りのない地味な食材、
椎茸についてです。
前回に続いて紹介しますが、角田光代著「今日もごちそうさ
までした」の「きのこ回想」で、椎茸については「菌床」椎茸と
「原木」椎茸があり、原木椎茸の方が格段においしい、と書
かれています。
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「そうだったのか!」と、それ以降、野菜売り場では必ず椎
茸のパッケージを見るようにしました。すると、どこに行って
も売っているのは「菌床」「菌床」「菌床」・・・。原木椎茸はど
こにも見当たりません。なお、菌床椎茸とは、すごく簡単に
いうと、おがくずに栄養分を混ぜたものをベースにして栽培
した椎茸と理解しています。
さて、こうして原木椎茸を探していたある日。
見つけました。
この前紹介したところと同じ、小田原駅地下街ハルネの野
菜販売所です。
菌床椎茸と並んで普通に売られていました。何も特別扱い
はありません。裁判所からの帰り道、買って帰りました。い
や、行きに買って、椎茸を鞄に入れて法廷に入っていたか
もしれません。
確かに、おいしかった。そして、この時多目に買って事務所
にもお土産にしたのですが、後日絶賛されました。
以来、ちょくちょくここで原木椎茸を買っています。
私は好き嫌いの多い子どもでしたが、中でも椎茸は嫌いな
食材の第1位でした。それこそ、大げさではなく、口に入れ
ただけで吐き気を催すほどでした。
それが、こうして自分で買うようになるのですから、人間、
成長するものです。