桜が咲き始める
愛たい祝い行事に
久しく外を歩く
場違いな私は1人
眩しい陽の光に
視界が少し眩む
季節が変わる香りに
揺らいだ記憶と悪夢
雪景色通る
映画よりドラマよりフィクションな脚本
私は雪割り、あなたの凍晴れに出逢い結露して
ただただずっと泣いていた
止めた時の隙間に
残され追いついてゆけない
届けと願う命綱
この声が聞こえ枯れゆくまで
しばらく止まぬ粉雪
2人で過ごしたあの日々
優しく私を見てた
温かいあなたの瞳
あなたがそばにいること
どれほど心強いか
弱くて負けそうだって
ただただ寄り添いあった
風邪を引いた熱
咳き込んで潜ってたノンフィクション愚問
私は1人で必死になって汗をかき結露させた
ただただずっと泣いていた
枕を濡らす泣き夜に
そっと抱きしめ撫でたい
あなたの寝息を聞くまで
私の生命が消えゆくまで
桜が咲き始める
あれから何度目の春
久しく部屋から出た
私は
水のない砂漠、更地に
見限ることも出来ずに
絶え絶え、孤独の旅路に
どこかであなたと出会う
どこまで行けばいいのか
疲れ果て閉ざしてしまう時
私を思い出して
私も思い出している