またこの人のか・・・とおっとにいわれたけどね。
まぁ読んでみて、しょうもなかった^^;
相続鑑定人という主人公、この主人公の方には人面に見えるあざがある。
そのあざは・・・・しゃべる?(妄想?
あざのジンさんと主人公の掛け合い、上下関係ができている形などはまぁいいとして(個人的にはあまり好きじゃないけど)、主人公自身がしっかりとした鑑定士となしえてない印象がまずダメでした。
幼少期からジンさんがすみついているとしたって、仕事にかかわるものの見方すらなってないなんて・・・。
探偵役のジンさんの口の悪さはまぁキャラ立ちを考えての設定でしょうけど、ゲゲゲの鬼太郎と目玉の親父のコンビに近い印象だし、もう少し主人公を成長させるような物言いとか、ズバッと答えいって動かすんじゃなくてもう少し考えさせたらいいのにとおもったり^^;
ストーリーとしては、金持ちの家のご主人が死んで相続の関係もあって鑑定士としてその家に行くというだけのものですが、子供は4人。
3人の男兄弟と1人の女。
長男は家庭も設け、夫婦で住まい、次男はオタク系、三男はまともといわれている。
唯一の女性は出戻りで一人の子供を連れている。
あとは料理人や給仕の女性、お抱え弁護士なんかもいて、4人の子供たちが次々殺されていくとなっていったとき、容疑者がどんどん減っていく形になるので一見早く解決しそうではある。
いつもながらのどんでん返しも考えるとこうなるのではとおもってたのが、大外れでがっかりしたのですが、まぁ相続争いで兄弟間だけの問題なら一番この人かしら?とは思える。
ってか、男尊女卑や田舎特有の習慣など、盛り込んでる割にはちょっと薄い。
障害児を福子とあがめるのはいいとして、近親相姦で100%産まれる設定とか、お手伝いさんに手を出してない印象はなんかこの一家のイメージと違う。(死んだご主人と長男あたりは女を者扱いで、手を出しててもいいんじゃ?)
正直どんでん返しストーリーとして、お手伝いの女にはらませた子がどこかにいて、そいつが遺産目当てに…っていうどんでんをかんがえてたので、そうじゃなくて拍子抜けw
そして最終的に行方くらましたアイツはどうなったのか、それにそもそも山の調査(モリブデン)はどうなったんだ?!
犯人の動機も薄いし。
なんか最近の中山さんの本・・・・出尽くした感なの?微妙になってきてる。