昨日、日本に(えっ！)と驚くニュースが入ってきた。
ロサンゼルス ドジャースが、大谷翔平の通訳・水原一平氏を解雇した、
というのだ。
私には、大谷選手と水原通訳が、名コンビに見えた。
報道を少し聞いた時は、残念に思った。
しかし、報道を深く知ると、(これじゃ、クビになっても仕方ないな)と感じた。
水原氏は、野球を除くスポーツの違法賭博で、借金を作っていた。
おまけに大谷の口座から６億７５００万円を、違法ブックメーカーへ送金していた。
これじゃ、解雇されても仕方あるまい。
大谷の弁護士によると、「大谷は、借金の肩代わりはしてない」との事。
今回の件については、大谷自身は口を開いていない。
だから、まだ謎の部分が大きい。
水原氏は大谷の通訳として、年収を７５００万円も得ていた。
(こんなにお金をもらっていて、違法ギャンブルに手を出すとは、欲をかきすぎだよ)と私は思ってしまった。
水原氏は、ドジャースが韓国で開幕試合を行う前、
「自分はギャンブル依存症です」
と、ドジャースの選手達に告白したという。
この報道で、ギャンブル依存症(パチンコ依存症)だった友人を思い出した。
この友人は、働く事が嫌いだった。
高校を卒業し、ある小さな会社に就職したが、「働くと疲れる」と言い、一週間で退職した。
その後は、母親にずっと食わしてもらっていて、自身はテレビゲーム、パチンコに夢中だった。
２０代、３０代、４０代・・と、これらばかりしているのだ。
友人の父親は、彼が小学生の時に病死していた。
友人の母親は、７０歳で働けなくなった。
すると、彼の一家は、生活に困窮するようになった。
しかし、それでも彼は、働く気になれなかった。
この後、友人の母親は、認知症が進み、施設へ入った。
彼女は、真夏、冷房が無い部屋で、ぼーっとしていた、という。
この時、友人は家の外へ出ていた。
たまたま区の職員が来て、彼女を発見。病院へ連れて行った。
「家に一人で置いておけない」と区は判断し、施設入りになったのだ。
職員が来なければ、「熱中症で、亡くなったかもしれない」という話だった。
友人の一家は金がないから、その部屋にエアコンを付けられなかった。
さて、この後、友人はどうしたのか、というと、金がないから暮らしていたマンションの部屋を売った。
１７００万円で売れたらしく、古臭いアパートへ引っ越した。
友人は、パチンコに使う、出会い系サイトのサクラに騙されるなどして、１７００万円をわずか一年で失った。
この後、区から生活保護をもらうようになった。
生活保護をもらっても、友人はまだパチンコをやっていた。
半年して、糖尿病が悪化。入院したが、帰らぬ人になった。
まだ、４０代。
この友人は、２０代後半に重い糖尿病になったのだ。
しかし、全く治療しなかった。(金は、病院よりも治療よりも、パチンコ、テレビゲームの方に使いたい)と思ったからだ。
病院に通い続けたら、さらに生きられたのではないか？
私は友人に、再三、「おまえはパチンコの依存症だろう。パチンコは辞めた方が良い」と忠告した。しかし、友人は、自分の事をギャンブル依存症とは、思っていないようだった。
友人は、「俺が金を稼ぐ手段は、パチンコしかない。だからやめない」と言ったり、「宝くじを買い、もし１等が当たったら、ラスベガスのカジノへ行き、損する覚悟で１千万円賭けたい。それが自分の夢だ」と言ったり。
友人のパチンコ依存症は、年を取れば取るほど、重度になっていった。
彼の晩年は、こりゃ、どーしょうもないね、という状態だった。
パチンコでひと月、５０万円損した事が、幾度もあったらしい。
それから借金を作り、金は返せない。弁護士に相談。自己破産した事もあった。
「引きこもりの青年は、大抵テレビゲームにはまっている」というニュース記事を、インターネットで読んだ事があった。
また、ギャンブル依存症になると、
「脳が、ギャンブルで儲けた時しか興奮しなくなる。その興奮を求め、さらにギャンブルにのめり込む」
と何らかで、読んだ事があった。
ギャンブル依存症が深まると、綺麗な花を見ても、感動しなくなるし、魅力的な異性を見ても、興奮しなくなるのだろう。
あなたが未婚の女性なら、「ギャンブル依存症の男には、くれぐれも注意を」と私は忠告する。
こういう男性と結ばれても、まともな結婚生活にならず、すぐ離婚する羽目になるかも？
ギャンブル依存症になると、他人が驚くほど、金遣いが粗くなったり、ギャンブル以外の事に興味を示さなくなる、など身の破滅につながるのだ。