私の入院生活の日課となっていたのは、桜島を眺めながらの朝の深呼吸。
病院生活では、部屋の温度など管理されているので季節の変化が病室にいただけではわかりません。
入院当初、毎朝桜島の見える非常階段側に行きドアを開け、まだその入り口の段とか恐くていけなかったので、車椅子のまま思いっきり大きく息を吸ってました。
そうすると体の中から季節を感じるし、何より自分の中のどんよりしたものが排出されて、元気の素が入ってくる感じ。
元気の素とは、前向きな気持ち・出来ることを考える気持ちのこと。
それが何故か、朝の空気を体中に取り込むと自然と『よし、今日はこれをしよう』という気になるのです。
ゆっくりゆっくり深呼吸をしていくというシンプルな方法でしたが、私のメンターでもあるバーバラが講演会や本でも伝えていたので、入院当初は決してこれがいい!!という感じでなく、藁にもすがるというか、何でもやってみようという気持ちから。
ただ考えているだけより、“深呼吸なら手間も何もかからない”という理由から。
それがその単純な行動が私の“入院生活を自ら選んでいく”というスタンスを築いていったのかもしれない。。。