途上国の粉ミルク事件と紙おむつ(後編) | 和田智代のブログ

和田智代のブログ

大人が育ち、子どもが育つためのお手伝い



前回の前編では

一般には
あまり知られていないけれど
ーーーーーーーーーーーー
「途上国の粉ミルク事件」
(ネスレ事件)
ーーーーーーーーーーーー
っていうのがあって

ーーーーーーーーーーーーー
   汚れたミルク
-あるセールスマンの告発-

ーーーーーーーーーーーーー

という映画にもなってると
ご紹介しました

グローバル企業が
途上国で粉ミルクを
精力的に販売した結果


途上国の貧困層の母親たちは
ちゃんと出ていた母乳が
やがて出なくなって
粉ミルクに依存するしかなくなり

でもお金がないから
粉ミルクを薄めて飲ませたり

不衛生な水で粉ミルクを作ったり

読み書きできないから
説明書が理解できずに
誤った量の水で粉ミルクを薄めて
飲ませてしまった

・・・その結果

粉ミルクが原因で
多くの赤ちゃんが
病気になったり
亡くなったりした

そして、この問題は
過去のものではなく
現在も続いている・・・

・・・とここまでが
ーーーーーーーーーーーーーー
途上国の粉ミルク事件(前編)
ーーーーーーーーーーーーーー

の要約です

前編を読みたい人は
ここをクリック


今回は

ーーーーーーーーーーーーー
じゃあ、それと紙おむつと
どんな関係があるの?
ーーーーーーーーーーーーー


という話です

実は
「途上国の粉ミルク事件」
と全く同じことが

いま、紙おむつをめぐって
途上国で起こりつつあって
私はとても心配しています

少子化が進む日本などの先進国では
子どもの紙おむつの消費は
すでに頭打ち状態

だから紙おむつメーカーは
当然、途上国という
新しいマーケットに
売り込みをかけています

ただ、途上国の
特に貧困層にとっては
紙おむつはとても高価

日本のように何十枚入りの
パッケージを買う
経済的余裕はないので

村の雑貨屋さんで
一枚ずつバラ売りしてたりします

そんな高価な紙おむつだけど・・・

✅オシャレなステータスシンボル
✅洗濯の必要がない
 (水道がない地域も多い)
✅長時間漏れないから安心&便利

だから
途上国の紙おむつユーザーは
毎年確実に増えています

・・・そして起こるのは
「汚れた粉ミルク」
と同じような現象

高い紙おむつだから
一枚の紙おむつを
なるべく長く使おうとします

今まで
布おむつすら
ほとんど使ってこなくて

おむつなし育児
を自然に普通にやってて

おむつかぶれとも
トイレトレーニングとも
無縁で

排泄は1歳半くらいで
自然に自立して

ましてや

オムツの長期使用による
頻尿や便秘といった
排泄トラブルとも無縁だった
途上国の人々

それが今
紙おむつの普及により
日本を含めた先進国で起こっている問題と
同じ問題に直面し始めているようです

紙おむつを使い始めたのはいいけど
現金収入が十分でないから

一枚の紙おむつを
長時間使う傾向にあるので

先進国よりも問題が
深刻化する可能性は
十分にあります

事実
そうした問題を指摘する声は
すでにあちこちから
漏れ聞こえてきています

ーーーーーーーーーーーーーーーーー
紙おむつを使用するようになって
赤ちゃんのおむつかぶれが増えている

紙おむつを使用するようになって
おむつ外れが遅くなってきている
ーーーーーーーーーーーーーーーー


途上国は
一年中、高温多湿
な地域が多いから

そんな気候の中で
長時間
同じ紙おむつをつけてたら

赤ちゃんのお尻は
とても辛いことになります

エアコンなんてもちろん
扇風機だって
貧しい人は持ってません

そもそも電気がない地域も多い!

さらに
私の昔の国際協力仲間の間で
最近、時々話題になるのが

ーーーーーーーーーーーーー
途上国の貧しい人の中には
紙おむつを節約するために

一度使った紙おむつを
干して乾かして?
再度利用する人もいる?
ーーーーーーーーーーーーー


というびっくりな話!

今は国際協力の現場から離れた私なので
実際にそういう光景を見たわけではないので

真偽のほどは確かでないけれど
十分ありえる話だと思います

さらに
適切なごみ処理システムがない
多くの途上国では

紙おむつゴミの問題は
深刻な環境問題となりつつあります

ゴミ焼却施設がないから
その辺に捨てたり
土に埋めたり
川や海に捨てたり・・・

・・・その川や海は
日本とも繋がっています・・・

ごみ処理システムがない国で
紙おむつを販売するのは
マズいんじゃないかな・・・
と個人的に思ったりします・・・

・・・
・・・
・・・

紙おむつが象徴するように
私たちの社会は

「もっと便利に」
「もっと快適に」

を求めて科学技術が発達して
たくさんの恩恵を受けてきました

でも

「便利」「快適」
を求めすぎた中で

失ってきたことも
たくさんあります

そのことについて
ちょっと立ち止まって
考える時期にきていると思うのです

・・・
・・・

・・・

私は決して

ーーーーーーーーーーーーーー
おむつなんか使わないで
昔のような暮らしをすべきだ
ーーーーーーーーーーーーーー
と思っているわけではありません

便利なものへの依存によって
失われてきたこと
弱まってきたことに

ちゃんと気づいて
取り戻しながら

必要な時には
高度な科学技術が生み出した
便利なものに助けてもらう

という

バランスのとれた社会を
目指したいと思っているのです

それはきっと
とても豊かで温かい
古いけれど新しい

ーーーーーー
懐かしい未来
ーーーーーー


と呼べる社会のような
気がするのです・・・

・・・
・・・
・・・
・・・
・・・
・・・

・・・というわけで

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【和田智代プロフィール】

愛知県名古屋市出身

短大の保育科卒業後
実家の保育園にて保育士として働いた後

20代後半に米国の大学に留学し
途上国支援について学ぶ

帰国後、国内の大学院にて
国際開発学修士号取得

30代~40代は
発展途上国での母子保健事業に従事し

アジア・アフリカ・ラテンアメリカ地域の
数十か国の保健省をカウンターパートとして

社会調査やプロジェクトマネジメント
ワークショップ・ファシリテーター等の
業務に従事する

40代後半にうつ病になり
約2年間の療養生活を経た後

津田塾大学教授三砂ちづる氏による
「赤ちゃんと排泄」に関する
研究に関わったことを機に

三砂氏および研究チームメンバーと共に
「おむつなし育児研究所」を立ち上げ
所長に就任

 

現在は、神奈川県開成町に
自宅兼オフィス『じねん堂』を構え

『赤ちゃんとの排泄ケアを通じた
 コミュニケーション』
 (おむつなし育児)

など

大人と子どものコミュニケーション
に関する様々な講座を全国で展開

 

語学力を生かし
子育てに関する海外の
先進的な育児関連本の翻訳もこなす

 

二人の息子を持つ母親でもあり
息子たちを日本・メキシコ・米国で
出産・育児したため
海外の出産・育児・留学事情にも詳しい

 

生活の場である神奈川県開成町では
NPO「あしがら農の会」に所属し

農薬や化学肥料を使わない
「米づくり・みそ造り・野菜づくり」を通じ
ささやかな自給的生活を楽しみながら

地域の仲間と共に
「食の安全」について考える活動も行う
 

★学歴

・名古屋大学大学院 国際開発研究科 修士号取得
・米国World College West 教養学部 国際開発学科卒
・名古屋市立保育短期大学 保育科卒


★資格

・プロコーチ(チームフロー)
・メンタルケア・スペシャリスト(メンタルケア協会)
・瞑想インストラクター
・保育士 幼稚園教諭
・ワークショップ・ファシリテーター(ワールドカフェ等)
 

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