子育てと仕事の両立に悩んで・・・ | 和田智代のブログ

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若い頃
私も人並みに
子育てと仕事の両立に悩んだ時期があった
 

息子が幼かった頃
私の仕事の関係で
日本とメキシコとアメリカの間を
あちこちと移り住んで暮らしていた・・・

おかげで息子は
0歳から9歳までの間に
日本とメキシコとアメリカで
2つの保育園と
4つの幼稚園と
2つの小学校へ通うという
特殊な経験をした

そんな暮らしに疲れたんだろう
小学生の息子はある日

ぽつりと言った

『僕が大きくなったら二度と飛行機には乗らない』
『僕が大きくなったら二度と外国には行かない』
『僕のお嫁さんは、ずーっとお家にいてくれる人がいい』

そんなことを幼い息子から言われたら
さすがに私もへこんで悩んだ

子どものために
もっとおとなしい人生を歩んだ方がいいんだろうな・・・

子どものために
いつも家に居てあげられる方がいいんだろな・・・
 
・・・でも、悩んでも悩んでも
最後の答えはいつも同じ

『ごめんね、息子

 今の私にはこういう生き方しかできないの』


周囲からも色々言われ続けた

『小さい子をあちこち連れまわして可哀そう』
『母親が海外出張で留守にして
 きっとロクな子に育たない』

そのたびに、正直、心は激しく揺らいだのだけど
でも、最後の答えはいつも同じ

『そうかもしれません。
  
でも、今の私には 
  こういう生き方しかできないのです』
 
そんな
周囲を不安にさせ続けた
私のヤクザな子育てだったけど

息子はおかげ様で
それなりの青年に育ってくれた

もちろん私も
物理的に一緒に過ごす時間が短い分
その時間はなるべく豊かなものにしようと
私にできる範囲で努力してきたし
私なりのやり方で
息子を愛してきたつもりだ

でもね
息子がそれなりな青年に育ってくれたのは
やっぱりなんといっても
母親の私以外の
本当に多くの人や物や目に見えない力に
愛されて育まれてきたおかげだと思う

それは父親だったり 弟だったり
おじいちゃん おばあちゃんだったり
おじさん おばさん いとこたちだったり

日本とメキシコとアメリカの
保育園 幼稚園 小学校の
先生や友達やその親御さんや
ご近所のみなさんだったり
私の友人たちだったり

あるいは
息子が出逢ってきた
音楽だったり
アニメだったり
本だったり

あるいは
息子が無事に育つように祈ってくれた
無数の人々の思いだったり・・・

そうして多くの人や物や目に見えない力に
愛され育まれた息子は
青年になったある日
長期間の海外生活にチャレンジすることを
自ら決意して
先週 日本を発っていった
当分は帰ってこない

 


幼い日に
『僕が大きくなったら二度と飛行機には乗らない』
『僕が大きくなったら二度と外国には行かない』

と言っていた息子が
自らの意思で飛行機に乗って
母も行ったことのない遠い国へと旅立っていった

 

 『小さい頃は
 “外国はもう嫌!”
  って言ってたのに、
   
どうして 長期間
  海外に行くことにしたの?』

と息子に尋ねたら
息子は少し照れながら

『自分も親のように
 海外の仕事がしたいから』

と答えた

私の生き方や
私の子育てを
今となって
それなりに肯定してもらえた気がして
ちょっぴり許してもらえた気がして
とても嬉しかった

そして
若かった頃に
子育てと仕事の両立で悩んでいた自分が
愛おしくて可愛く思えた

『子どもを愛する気持ちさえあれば
 母だけで 子育ての責任を背負わなくても
 色々な人や物や目に見えない力に
 助けてもらって
 子どもは育つから 
 なんとかなるから
 大丈夫』 

若き日の私にそう伝えてあげたいと思った

息子の出発前夜に
京都の満開の桜の木の下で
息子と二人で飲む酒は
なんだかすごく美味しかった

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