33年前の
'88 SUPER JAM
雷雨の中
ブルーハーツは熱唱
「そこにヒロトがいる
」
声が聞こえてくるけど
感動で曲まで聞こえない
出番を終えた
びしょびしょの
ヒロト、マーシーが
私のいる控室にやって来た
控室と言っても
屋根があるだけの場所
うわ！目の前にいる
「あ、、、はい、タオルです」
「ありがとう」
ぎゃーーーーー！
喋った
私のタオルを受け取ってくれた
2人で身体を拭きながら
笑いながら話してる
目を離せず
見続けていた
釘付け…
Tシャツを脱いで
体を拭くヒロト
ジーーーーーーーーーー👀
私の視線が痛かったのか
ヒロトがこっちを見た
「うん？？見る？？」
ヒロトが私に言った
ズボンを脱ごうとしていた
正式には「〇〇〇〇みる？」
うわっ！！！
「あっ、ごめんなさい！！
見ないです！」
慌てて目を逸らした
何をしてるとか、そんなことは
気にしてなかった
（目の前にヒロトがいる〜）
ただそれだけだった
思い出してもドキドキ
ただの高校生のバイトに
ありがとうと言ってくれ
おまけに
声をかけてくれる
優しい優しい
ヒロトでした
私がじっと見てたからだけど
