先日、太鼓芸能集団、
鼓童の公演「翔走」の千穐楽を
観にいきました。
鼓童の生公演を見るという夢が、
20年越しで叶いました（笑）
最近はYouTubeなどで演奏を観れますが
やっぱり！生の迫力には到底及びませんね。
太鼓から放たれる振動を浴びて
自分の体が太鼓の筒になったかのようでした。
お客さんは老若男女でグローバル。
公演が終わった後も、
皆さんとても興奮冷めやらぬ、
と言う感じでした。
張る
弛む
みなぎる
ほとばしる
幽けき音から
轟きまで
静けさの中に、
激しさがあって、
静と動は別物ではなく、
対局の「状態」の片鱗が生まれていて
全ては廻りの中で繋がっている。
寄せては返し、
一糸乱れぬ動きと音の中に、
揺らぎが差し込まれる。
大掛かりな舞台セットやセリフが無くても
何かの情景が見えてしまうような
ものすごい臨場感と、
演者と会場の一体感。
神田伯山さんの時も感じましたが、
ひたすらに向き合い、磨きあげられた
一流の芸というものは、
はてしないパワーを持っているなあと
つくづく感じました。
途中の休憩中に、
お隣の身知らぬ女性から
「友の会の会員さんですか？」と問われ、
違いますぅ、と答えたのですが
通い慣れてる人のように見えたそうです（笑）
その方は、年2回の公演に毎年通われているとか。
私も絶対そうすると決めて
6月公演の先行予約申し込みをして
半年後に会うことをお約束して帰ってきました（笑）
公演のハイライトは、大太鼓。
褌一丁で渾身の力で大太鼓を打つ
その後ろ姿は、しなやかな筋肉の動きが
つぶさに見て取れて、本当に素晴らしかった！
ボディビルダーのような硬い感じではなく
しなやかで、とても美しい。
（筋肉模型のように名前が言えそうなくらい、筋肉の束の動きが見える。。。）
健康に関する新しいゴール設定をしたばかりの私に
そのしなやかな肉体美は、
一つのフィードバックでもありました。
フィナーレは、彼らがCrazy onesであることを
十分に感じさせる屋台囃子。
拍手が鳴り止みませんでしたね。
パンフレットから一文を引用させていただきます。
「『翔走』は、人の根底にある湧き立つ
エネルギー、そして新たな創造を
佐渡から海を越えて皆様に届けたい、という
思いから名づけたタイトルです。」
正に、私の根底にあるエネルギーを
アクティベートしてもらったような、
そんな舞台でした。