数字で見る相続のお話(2) | みらい日記―宇治の司法書士のBLOG―

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相続・遺言・相続放棄・預貯金の名義変更等の遺産承継業務・債務整理についてのご相談を承ります。


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数字で見る相続のお話,その(2)です。

前回のその(1)では,平成24年に発生した125万6359件の相続のうち1万1724件,0.93%が遺産分割事件となっていて,関わった相続人は5万人にもなる。というお話でした。今回は,遺産分割事件の内訳についてみていきます。

(遺産をめぐる骨肉の争いはお金持ちだけのものなのか?)
今回見るのは司法統計(第50表 遺産分割事件のうち認容・調停成立件数(「分割をしない」を除く―遺産の内容別遺産の価額別―全家庭裁判所)です。これによると,遺産分割事件で話がまとまったのが8740件です。遺産の価額別の内訳は以下のとおりです。

1000万円以下  2824人,32.3%
5000万円以下  3797人,43.4%
1億円以下     1000人,11.4%
5億円以下      555人,6.3%
5億円を越える     47人,0.5%
算定不能・不詳   517人,5.9%
遺産の総額が1億円以下が全体の87.1%5000万以下で75.7%を占めています。1000万円以下ですら32.3%とかなりの割合です。

遺産の総額ですから,現金や預貯金で1000万円とか5000万円ということではありません。
例えばみらい事務所のある宇治市なら,一戸建ての持ち家なら,土地と建物で1000万円くらいの価値はあるでしょうから,持ち家がある方は,それだけで上の表の5000万円以下のグループに該当するのです。
遺産分割事件の当事者のほとんどは,実はそれほどお金持ちではないんですね。

(お金持ちではないのに何故もめる?)
次に遺産の内容別の内訳をみると,

土地      891件
建物      153件
土地・建物 1647件
と不動産のみが遺産である場合が2691件,全体の30.8%を占めています。
現金が少しでもあれば「土地・建物・現金等」に分類されます。その件数は2712件,31.0%です。不動産のみが遺産である場合と併せると全体の61.8%を占めます。
この表からわかるのは,資産の大半は持ち家で現金預金はそれ程ないという中産階級の姿です。現金と違って不動産は分けにくいですから,遺産の大半が不動産の場合は揉めやすいんですね。
遺産分割事件の主役はお金持ちではなく,ごく普通の中産階級なのです。


「うちには大した財産も無いから骨肉の争いなんて関係ないよ」

と思っていた貴方!そう,あなたこそが実は多くの遺産分割事件の主役なのです。


今回はここまで,次回はテーマ未定…(たぶんつづく)


続きました↓
数字で見る相続のお話(3)


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