今日は連勝でした。5Rを取り上げます。6Rの小島戦は小島さんのブログで解説されております。

 

Averbukh,Alex(JPN,2111)-Aoshima,Mirai(JPN,2359)


1. e4 c5 2. Nf3 d6 3. d4 cxd4 4. Nxd4 Nf6 5. Nc3 Nc6 6. Bg5 e6 7. Qd2 Be7 8.
O-O-O O-O 9. f4 h6 10. Bh4 Nxd4 11. Qxd4 Qa5 12. Bc4 e5 13. fxe5 dxe5 14. Qd3
Bg4 15. Rdf1 Rac8 16. Bxf6 Bxf6 

Classical Siccilianに対する6. Bg5から、ここまではいくつか分岐はあるものの経験済みの形です。

 

17. Nd5 Bh4! 

 

この17... Bh4!が急所で、17... Bg5 18. Kb1の形になるとh4をダイレクトに突かれ、g4の浮いたビショップを狙われやすくなってしまいます。

 

18. Bb3 Qc5 19. g3 Bd8 20. h3 Be6

g3を突かせることでQg3の筋がなくなっているのも大きく、すぐのキングサイドアタックは封じました。


21. Rh2 b5 22. a3 a5 23. Kb1 Kh8 24. Qf3 a4 25. Ba2 Be7 

 

攻め込まれる心配がなくなったので黒はa,bポーンを伸ばしてプレッシャーをかけます。こういうポーンを押し込む手はすぐに優勢に繋がらなくてもエンディングになったときに大抵の場合効いてきます。

 

26. c3!? 

 

悪い手ではないですが26. g4で黒の攻めを封じられる方が嫌でした。

 

26... f5! 

 

c3と突かれたことでBxd5~b4のようなキングサイドでの仕掛けが利かなくなりましたが、今度はfから仕掛けるのが機敏です。

 

27. Nxe7 Qxe7 28. Bxe6?

 

自然に見えますが、これが良くない手でした。代えて28. Rhf2として、28... f4には29. Bxe6 Qxe6 30. Qh5としておくくらいで互角です。

fファイルがお互いの生命線なのです。

 

28... fxe4!

 

これが入るのが大きいです。29. Qxe4 Rxf1があるので取れません。

 

29. Qe2 Qxe6 30. Re1 Rc4 

これでポーンアップしました。eが将来的に強力なパスポーンになる、そしてルークで守れば取られない形なので黒が優位に立ちました。

 

31. g4 Rf3 32. Rd1 Qg6 33. Qc2 Kh7 34. Re2 e3 35. Rde1 Rxh3 36. Rxe3 Rxe3 37. Rxe3 Rxg4 38. Qxg6+ Kxg6 39. Rxe5 Rg5

クイーンとルーク1組交換してエンディングに入りました。黒はeポーンを取られた代わりにg,hポーンを取りました。b5のポーンを守りつつg,hポーンを伸ばしていけば白キングはポーンに遠い形なので止められず、勝てる形です。


40. Re8 h5 41. Rh8 Rf5 42. b3 axb3 43. Kb2 Kg5 44. Kxb3 h4 45. a4 bxa4+ 46. Kxa4 Kg4 47. c4 g5 48. Kb4 Kg3 49. c5 Rf1 50. c6 Rc1 51. Kb5 h3 52. Kb6 h2 53. c7 g4 54. Rh6 Rxc7 55. Kxc7 Kg2 56. Rh4 g3 0-1

ルークは取られましたが2コネクテッドパスポーンはルーク1枚では止められません。ここで白のリザインとなりました。