今日は1勝1ドローでした。4Rの試合を取り上げます。


Aoshima,Mirai(JPN,2359)-Shinoda,Taro(JPN,1958)

 

1. d4 Nf6 2. c4 c5 3. d5 e6 4. Nc3 exd5 5. cxd5 d6 6. Nf3 g6 7. Bf4 a6 8. a4
Bg7 9. h3 O-O 10. e3 Qe7 11. Be2 Nbd7 12. O-O Ne8 13. Nd2 Ne5 14. Bh2 f5 

Benoniに対してはこの辺りまでは経験済みです。基本的に白はb6のアウトポストを狙って戦うことになります。

 

15. a5 Bd7 16. Qb3 Nc7 17. Nc4 

 

本譜の順を避けるために17. Qb6として、17... Rfc8 18. e4と戦う方が良かったかと試合中には思っていましたが、本譜も戦えます。

 

17... Rab8 18. Qb6 Nb5 19. Nxe5 Nxc3 20. bxc3 Bxe5 21. Bxe5 Qxe5 

 

ビショップとナイトを交換した局面、ここは勝負所です。黒はd6,b7に弱点を抱えているので白が十分に見えますが、黒からはf4の攻めがかなり厄介です。

 

22. Qc7?! Rbd8 23. Rfe1

 

22. Qc7?!が疑問で、22. Rae1!とするのが好手で白が十分でした。22. Rfe1!?だと22... f4のときにfファイルが薄いのが気になります。これなら22... f4には 23. exf4 Qxf4 24... Bf3で受かりますし、他の手ならc4~Bf3と組んでいれば黒は弱点を抱えているので次第に苦しくなっていきます。

 

 

23... Bc8! 

 

これでポーンを守られたのが痛いです。

 

24. c4 f4 25. exf4 Qxf4 26. Bf3 Rd7 27. Qb6 Rdf7 28. Ra3 

ここ数手は、白のクイーンはb6に引かされ、黒のルークはd8から、急所を睨むf7に移動して黒好調な流れです。しかし、白もここを凌げばクイーンサイド(a~dファイル)で圧力をかけているのが生きそうです。

28... Qd2? 29. Rae3! Bxh3 30. Qxd6 

 

本譜の展開はRae3でルークが連結するのが大きく、また、d6のポーンを取ったのもdがパスポーンになるのとd6のクイーンが攻防に良く利く絶好の位置になるので良くなったと感じました。

試合中に気にしていたのは28... Bxh3 29. gxh3 Qg5ですが、30. Bg4 h5 31. Qxd6 hxg4 32. Rg3は白が耐えていそうです。

しかし、28... Rf6とd6を守る手は有力でした。29. Rae329... Qg5!が継続手。狙いはBxh3ですが、意外と受ける手が難しいです。30. Kh1としても30... Bxh3 31. gxh3 Rxf3があり、難しい勝負が続いていたと思われます。

Qxa5 31. Re7 Bf5 32. Qe5 Rxe7 33. Qxe7 Rf7 34. Qe5 Bd3 

ポーンダウンしましたが、ポーンを取ったa5のクイーンが攻防に働きづらいのとd5のパスポーンが大きく、白に決め手がありそうです。

 

35. d6! Bxc4 36. d7

 

dポーンを伸ばすのが単純ながら強力です。36... Rxd737. Qe8でルークを取れます。

 

36... Rf8 37. Bd5+ Bxd5 38. Qxd5+ Kg7 39. Re8

 

これでプロモーションが止まりません。

 

39... Qa1+ 40. Kh2 Rxf2 41. d8=Q 1-0

ピースがよく利いておりパペチュアルチェックがないのでここで黒はリザインしました。