おはようございます。
すっかり寒さを感じる日が多くなり、夏の暑かった日が遠くなりつつありますね。

妻におつかいを頼まれスーパーでお買い物をすることが多々ありますが、ここ近年の物価高は大変です。
モノの値段がほんの数年前と倍近く変わっているものチラホラ・・・

そんな物価高騰の波は、私たちの暮らしの隅々にまで押し寄せています。
特に、障害者施設や高齢者施設といった福祉の現場では、食材費・光熱費・人件費の上昇が深刻な影響を及ぼしています。


食事は「楽しみ」であり「命綱
施設で暮らす方々にとって、食事は単なる栄養補給ではありません。
「今日のごはん、何かな?」という小さな楽しみが、日々の生活のリズムをつくり、心の安定につながっています。
しかし、最近では一部の施設で「食事の量を減らさざるを得ない」「品数を減らしている」といった声が聞かれるようになりました。
これは、食材費の高騰により施設運営が圧迫されているためです。


📉 経営の危機にある福祉施設
全国老人福祉施設協議会の調査では、2023年度に特別養護老人ホームの約6割が赤字という結果が出ています。
障害者施設でも、食費や光熱費の上昇により、経営が困難になっているという報告が相次いでいます。
小規模な施設ほど打撃が大きく、現場では「食事の質を落とさずにどう乗り切るか」と、日々苦慮しています。


🗣️ 井口渉からの提言
「食卓の笑顔を守る制度を──福祉施設への物価高騰対策支援を」
私は、葛飾区を拠点に現場密着型で活動する一人の住人として、日々多くの福祉施設や地域の声に耳を傾けています。
最近、障害者グループホームや高齢者施設の現場から、「食事の量が減った」「品数が減った」「職員の負担が限界だ」といった切実な声が届いています。特にここ数年はお米の量が減っているそうです。

物価高騰は、施設の運営を圧迫するだけでなく、そこに暮らす方々の生活の楽しみや尊厳を奪う危機でもあります。
食事は命を支えるだけでなく、心を支えるものです。
そこで私は、以下の制度支援の整備を強く提言します:

✅ 提言内容
•     福祉施設向けの食材費・光熱費補助制度の創設
•     小規模施設への重点支援(規模に応じた補助率の設定
•     地域フードバンクや企業との連携支援制度
•     職員の賃上げを可能にする運営費補助の拡充
•     自治体による実態調査と定期的なモニタリングの義務化


制度の隙間に取り残されることなく、誰もが安心して暮らせる社会をつくるために。
食卓の笑顔を守ることは、命と尊厳を守ること。
現場の声を政策に反映させるため、これからも皆さんと共に歩み、声を上げ続けます。

参考資料
障害者施設関連

高齢者施設関連