あろー!今日も大丈夫!元気!



今日は完全に、今感じてることをぼこぼこ書いていくので多分長くなるし、とっても「あたし」の日記です。

自己満足なんだけど、どうしても大事にしたいので、書かせてもらいます。




今日は、学校の修了式。と同時に、あたしにとっても、この学校最後の日でした。




百貨店に就職したあたしが、会社を退職して、全く違う畑の教育という現場で働くことになって。


右も左もわからないどころか、2学期からという途中からの採用。




そんなあたしをあったかく受け入れてくれた先生方、生徒たち。


人生の親友JILLに出会わせてくれたこの学校。


図書室のおかげで、半年で50冊の本を読みました。


英語力もかなりアップしたと思う。


仕事が楽しくて仕方ないなんて経験、はじめてだった。


毎日涙を流して笑った。


すっごく辛い別れも味わった。


中学生って、かわいいんだってはじめて知った。


人の心が開いていく音を聞いた。


人の心がぐしゃってつぶれる音も聞いた。


無邪気さから来る悪魔の部分。


普段笑わない子の笑顔の重み。


問題児って呼ばれてる子が自分で手をあげてくれたときの笑顔。


先生みたいな英会話の先生になりたい!って言ってくれた。


純粋で優しすぎる、正義感。


生徒たちの隠れた才能。




たった半年。



たった半年なんです。




毎日いるわけじゃなくて、1時間だけで帰る日とかもあって、そういう勤務体系なのに、どの先生も本当にあったかく接してくれた。

心配してくれた。

すごいね、って言ってくれた。




今日、とある先生に言われました。



「先生は、本当に生徒たちから人気があって、先生を見て見習わないとなって思いました。先生は、生徒に寄りそうことが出来るから、本当に先生になるべきだったんだと思います。」




私よりずっと年上の、すごくベテランの先生に。

私が中学生だった頃にも先生をやっていた先生。



嬉しくて、なんだかじんとして、心に残りました。私からしてみたら、職場で最年少で、先輩というよりも、「先生」と見えてしまう。


だけど、そうやって暖かい言葉をかけていただいて、それこそママと同年代の先生方が

「連絡先教えて」

なんて言ってくださって。


「困ったらいつでも電話してください」なんて言ってくれる。



どーゆーこと???


嬉しすぎて、なんだかわけがわからなくなりました。




生徒たちにはまだ言ってはいけないことになっていて、四月になって「あの先生は移動になりました」って聞かされます。


たくさんの生徒たちが


「先生、来年もよろしくね!!」って言って手を振って帰っていって。



とっても泣きたくなりました。

ごめんね。四月からはこの学校にはいないんだよ。





先々週は卒業式がありました。


3年生は3学期はほとんど授業がなかったので、2学期だけの思い出がほとんど。


なんだけど、なんだかとっても心に残る学年でした。


ちょっと大人っぽい三年生。生意気に友達みたいに接してきて、でもすごく素直で。

話していてもあたしもとっても楽しかった。


女の子たちはとってもおませさんで、会うたびに

「先生!彼氏とはどう!?!?」

なんて言ってくる。


男の子もお調子ものが多くて

「先生!前髪きりすぎじゃね??」

なんて言ってくる。



先生として初めて出席した卒業式は、本当に感動しました。

教室で騒いでたり、不安そうにしてたり、にやにやしてたみんなが、パリッとした表情で入場。

背筋伸ばして歩いていて。



それはもう、堂々たるものでした。


半年で、週1のレッスンしかしていないあたしですら感慨深いのだから、担任の先生方の気持ちといったら…


あたしたちの先生もこんな気持ちだったんだなぁなんて改めて思った。





卒業式のあと、遠くから


「せんせぇーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!!」


と叫び声。


振り向くと、3年生のとある男の子ふたりがいました。



成績優秀で一流高校に進学が決まっているYくんが、めいっぱいの笑顔で



「先生、これあげます。」



にゃごにゃごブログ☆★






折り紙で作った作品。



折り紙40枚も使ってるんだって!!!すごい複雑で、すごくきれいで。




にゃごにゃごブログ☆★

彼は多分図形がすごい得意なんだと思う。


頭の中でイメージして、それを折り紙で折れるんです。


前に授業中にそれを見せてもらって、すごい!!って大絶賛したのを覚えてくれていたみたい。



これはオリジナルじゃないけど…



って言って渡してくれました。あたし・・・・・本当感動した。

やばい。



「先生の授業、すごいおもしろかったよ。あんな英語の授業うけたことなかった。でも、これが本当の言葉としての英語なんだなって思いました。」




そのあと他の女の子がやって来て



「先生!あたし大好きなアメリカの歌手に英語でファンレター書いたよ!先生が授業で教えてくれたおしゃべり英語たくさん使った!!ありがとね」



おいおい。


最初の授業のとき、英会話なんてマジだるいしーって言ってたじゃん!



思いながらうるうるしてしまいました。



折り紙ボールを持って職員室に戻るとYくんの担任の先生が



「あ、先生受け取りました?あいつら、だいぶ前から毎日休み時間や放課後、教室の後ろで一生懸命折ってたんですよ。」



また涙。



どーしてくれましょーか。


この学校。




四月からは別の中学校です。


噂で聞くには相当荒れてる学校らしく。


問題児がたくさんいて、大変みたい。




あたしは決して熱血教師ではないし、非常勤講師で授業があるときしか学校にいないし、本当どうこう出来るなんてことはないと思う。





だけど、1年間あるから。


今回は、半年間しかなかった。半年しかみんなのことを知れなかった。

生徒数も700人近くいたから、そこまでひとりひとり深く知れたわけじゃなかった。


でも、次は1年間あるから。

生徒数も、半分くらい。



いろんな問題はあると思う。だけど、負けないように。


あたしは、あたしらしく。


少しでも、気持ちがあったかくなる瞬間が、子供たちに訪れるように。




がんばります。



日本ががんばってるように


あたしもきちんと頑張らなくちゃ。



お世話になった学校に胸をはれるように。


次の学校で、笑えるように。