2008年5月にボローニャの友人を訪ねた時に、ヴェローナ同様、彼女が連れて行ってくれたのがサンマリーノ共和国
旅行・留学・食べ歩き の地球生活   “miracleな毎日!”-サンマリノ2

イタリア東部に位置する世界最古の共和国で、面積 61k㎡の世界に5番目に小さな国。
ここは4世紀頃にダルマツィア地方出身の石工で、キリスト教徒の聖マリーノが迫害をのがれて
山中に立てこもったのを起源としているといわれていて、
切り立つ山の上にある不思議で魅力的な国。

私が訪れたこの日は、ようやく気温も上がり晴天が続き始めた初夏の一日で、
お城の跡からの眺めがとても綺麗で、ここもまた忘れられない土地となりました。

旅行・留学・食べ歩き の地球生活   “miracleな毎日!”-サンマリノ1

イタリアの中にありながら独立した国であるため、税金のかかり方も違う、ということで、
ボローニャを始め近くの街から、より税金の安いこのサンマリーノへと買い物に来るとのこと。
ちなみに、別の国ではあるものの、ヴァチカン市国同様にパスポートは要りませんメモ



もうひとつこの国には、日本人の名前のついたviale daijiro kato(加藤大治郎通り)という
通りがあるとの事。
地球の歩き方などにも説明が載っていましたが、
加藤大次郎さんは有名なオートバイレースのライダー。
オートバイがとてもポピュラーなヨーロッパでは
レース好きなら誰もが知るライダーだったのですが、
残念ながら2003年のレース中の事故のため、26歳でこの世を去ってしまったのですしょぼん

多くのレーサー仲間やファンが彼の死を悲しんだのはもちろんのこと、
生前住んでいたこのサンマリーノでは彼の死を悼み、
2004年にこの土地に、彼の名前を付けた通りを作られたということなのです。
亡くなったことについてはとても悲しいことですが、日本人の名前を付けた通りがあるなんて誇らしいことですねぇ。

実は、このサンマリーノ訪問時は、この通りの事もオートバイの事も全く知らなかったのですが、
その直後に出会ったパートナーを通して、オートバイレースに興味がわくようになり、
その後の11カ月の滞在中、Moto GP、Moto Cross、Trialなど様々なレースを見に行く機会を得て、
シーズンを通してSBK、Moto GPを見続けるほど、オートバイレースのファンになりましたフラッグ

たくさんの日本人レーサーの活躍もとても嬉しい事でしたし、
日本メーカーのバイクが勝つと君が代が流れる。
海外で暮らすようになって、より日本の事が好きになった私にとっては、とてもとても嬉しく誇らしい出来事でした。



現在、テレビのない生活をしていて、何の不自由もないのですが、
3月からバイクレースが始まりだし、彼と二人、レースチャンネルが恋しい今日この頃。
この誘惑に負けてしまうかも…