グレイズアナトミーって昔からある海外の病院ドラマがあるんだけど、リアルな病院の患者と医者がドラマになっていてドラマだから現実じゃないし、病院と縁のない僕はそのドラマを良くレンタルして見てました。


ついついドラマの出演者に感情移入しちゃうんたけど、病院には事故や何らかの事情があって入院や手術があったります。


ありふれた病院の日常なんですけど、病院内の人間模様やそこに入院されている患者さんなど常に生と死がドラマに関わってくるんです。


僕の人生の中で病院にお世話になる事があまりなかったから、こんなドラマは他人事の用な感じで面白可笑しく見ていました。


今の自分には関係のないように思ってましたしね。


だけどね、いつも元気な自分の親がある日突然病院にお世話になる日が来ようとは夢にも思わなかった。


自分の親が一緒に暮していて身近な家族が、どうして?


当たり前ですが人は機械じゃないから修理する事は出来ないんですよね。


病院で手術やら何やらで治療はするけど神様でも何でもない訳だし。


命あるものは、やがて終わりがあるとは言ったもので人の命はいつか終わりを告げるのだから…


人間が病気やケガで病院でする治療に絶対なんてありはしない。


本人の生きたいと言う意志が病院での治療を左右すると言っても過言ではないと思う。


うちの父が7年前の6月にガンでこの世を他界しました。

頭はしっかりしたまま享年68歳 僕が45歳の時でした。


カラダは癌でボロボロだけど頭はしっかりしたままだった。


だから、別れの言葉をしっかり話して…

父は死んで行くことに怖さはないけど残された家族の事が気がかりらしく、特に母の事を頼んだよと僕には何の心配もしていないから、とにかく母を頼んだぞ!と言っていたように思います。


そんな父も癌で蝕んでいき苦しさを訴えていたので先生に頼んで父をなるべく苦しまないように最後は痛みを分からないようにモルヒネみたいな物で静かに息を引きとりました。


その時は悲しい気持ちより親父が死んだと言う事実に実感が沸かなくて母を一人残して旅立った父の代わりに僕が母の力にならなきゃとそう思いつつも、やはり子供は子供なのか?


あれから母に身の回りのことをしてもらいながら僕は自分の事ばかり考えて生きてきたんだなと後悔しかない。


そんな母も今年76歳になります。


母の歳も知らぬ親不孝な息子は昨日、1月25日に知らない病院から何度も携帯に電話が入る。


なんで知らない病院から何度も電話が?


その時は気づかなくて仕事で車で配達してたから電話も取らず後で何度もしつこく着信が入ってたので電話したら、僕の母がくも膜下出血で倒れたから、別の病院で見てもらうので、すぐそちらの病院へ駆け付けて下さいと言う事でした。


(°ロ°٥)正直グラグラとなりました。


一緒に暮らしていて母の体の異変に気が付かずにいたなんて、いつまでも元気な母だと勝手に決めつけて自分の事だけしか考えて来なかった。


そのツケが回ったんだと思いました。


凄く震えが来るほどショックでした。


親父が他界してから何やってたの?

ってねそんな言われてもおかしくない親不孝もんだなと自分を責めた。


だけど、まだどうなるか分からないけど不安や心配事ばかり考えた所で母が良くなる事は絶対にないのだから、今こそ自分を落ち着かせて覚悟を決めて母の容体は良くなると信じて望むしかないと思いました。


今日は2022年1月26日午前10時より長い手術が行われてます。





僕はひたすら待合室で母の手術が無事に終わる事を祈りながら待っています。


良くなる!良くなる!良くなると信じて待っています。